仙谷行政刷新相は23日、次世代スーパーコンピューター(スパコン)開発予算について、行政刷新会議の事業仕分けで「事実上の凍結」とされた判定の見直しには慎重に対応する考えを示した。
スパコン予算を巡っては、菅国家戦略相が判定の見直しを表明しているが、刷新相は「科学技術は大事だが、世界一でなくてもいい。予算を見直す方向で問題提起があったわけだから、専門的に早急に検討しないといけない」と強調した。島根県隠岐の島町で記者団に語った。
また、在日米軍駐留経費の日本側負担分(思いやり予算)の事業仕分けに関しては「基地内の娯楽施設や福利厚生施設など、日本的常識から見て、行き過ぎたサービスになっている部分があるのではないかという所(の議論)から始まるのではないか」と指摘した。