21日午後11時半ごろ、坂東市猫実の路上で県内私立高校2年の男性(17)がオートバイ(400CC)の点検中、4人組の男に「ちょっと乗らせてよ」と絡まれ、バイクを奪われる事件があり、高校生の父親がバイクに登載されたGPS(全地球測位システム)でバイクの現在位置を確認し110番。古河署は盗難から約1時間後にバイクを見つけ、4人を恐喝容疑で逮捕した。
同署によると、バイクは現場から20~30キロ離れた古河市上大野の民家で見つかった。逮捕されたのは、家の住人で、トラック運転手、野沢佑介容疑者(25)ら4人。同署によると4人は「軽い気持ちでやった」と話しているという。
GPSは、セコム社提供の「ココセコム」で、同社によると5~10キロの範囲で位置を特定。同署は「GPSでお年寄りを保護したことはよくあったが、バイクを奪った容疑者逮捕は珍しい」と話している。【杣谷健太】
毎日新聞 2009年11月23日 地方版