第3時 あなたはどっち? 指導記録
岡山県の岡田健治先生の授業『「脳内革命」で「しなやかさ」を創る』の追試である。
(明治図書 TOSS道徳「心の教育」1 生き方の原理原則を教える道徳教育より)
発問やプリントは細谷華世子先生が作成した物を利用した。
ねらい
世の中には、『プラス思考』の人と『マイナス思考』の人がいる。言うまでもなく『プラス思考』の人が社会で成功をおさめている例が多い。子どもたちの中にもある『プラス思考』と『マイナス思考』を意識させ、物事に対してできるだけ前向きに取り組めるよう促したい。
プリントを配る
指示 1番を指さしなさい。 発問 今から先生が問題を読みます。ア、イのどちらかに○をつけなさい。 |
「5秒くらいでつけてね。」と言い、あまり考えさせないで@〜Dまでどんどん答えさせる。
指示 @を指さしなさい。アを選んだ人・・(数える)。イを選んだ人・・(数える)。 (同じようにA〜Dを調べる。 ) |
説明 イを選んだ人は、「プラス思考」の人です。 アを選んだ人は、「マイナス思考」の人です。 「プラス思考」とは、物事を良い方向に考えることです。 「マイナス思考」とは、物事を悪い方向に考えることです。 |
「うわあ、マイナスだあ」「やったあプラスだ」等の声
指示 2番を指さしなさい。 発問 今から先生が文を読みます。本当だと思う者に○をつけなさい。 |
これも5秒くらいでつけさせる。
指示 @に○をつけた人・・(挙手させて数える)。Aに○を・・・・
では、正解を言います。@とAとBとCとDです。 |
「えー、うっそー。」「やっぱりなあ。」等の声
反省・・・「正解は・・・」ではなく、「答えは・・・」のような言い方の方が良かった。
「正解」と言ってしまうと、他の答えが全て間違いのように感じ取られてしまう。
説明 プラス思考をして、人に親切をしたり良いことをしたりすると、脳からあるホルモンが出ます。このホルモンがたくさん出ると、健康で長生きをすることができるようになります。 |
板書 β-エンドルフィン
説明 また、マイナス思考をして、人にいじわるをしたり、乱暴をしたりすると、脳から猛毒のホルモンが出ます。このホルモンが出ると、病気になったり早死にしたりします。 |
板書 ノルアドレナリン
発問 『プラス思考』で、20年後の自分の様子を予想して下さい。 |
反省 この発問は難しかった。
発問の前に、子どもたちが将来なってみたいものをいくつか発表させればよかった。
今回の展開であれば、最後のまとめとして、野口英世の話のあとにまとめさせても良かったかと思う。
発問 今日からのくらしでやってみたいこととしてはいけないことを3つ以上ずつ書きなさい。 |
β-エンドルフィンをたくさん出すために大切なことがあります。 |
板書 ○○を持つ
発問 ○に当てはまる言葉は何でしょう。 |
正解 ゆめを持つ
野口英世の話をする。
この人は、とても貧乏で大学へ進むことができませんでした。でも、大変努力をして周りの人々に助けられ、最後には世界中で活躍するすばらしい医者になりました。 |
メール |
トップ |
授業記録へ戻る |