その他/小学校中・高学年/学級懇談/食育/TOSSアンバランス福島  下重和也のホームページ

学級懇談で取り上げたい食の話題
 
17歳は何を食べてきたか(1)

 

 平成12年 17歳の少年たちが荒れた。
「また、17歳の犯行か!!」という驚きの声が漏れ。いろいろな凶悪犯罪に17歳の少年たちが関わった。
キーワードは何なのか。いろいろな意見が出された。このホームページは

という観点からその少年たちの軌跡を追った「中央公論」(平成12年10月号)の郡司和夫氏
の「17歳は何を食べてきたか」というルポをもとに学級懇談で保護者に提供する話題を考えるホームページである。
あなたのクラスの子どもたちをきれる子どもにしないために大切なことの一つが「食育」である。

学級懇談会で是非一度話題として取り上げてもらいたい。

 

事例1 バスジャック事件 

少年はプライドの高い子どもだった。

彼の母親は溺愛タイプの母親であった。
彼の偏食は有名だったようだ。小学校の自ら卒業文集にこう書いてある。

「好きな食べ物は肉類、性格は怒りっぽい。」

また級友からは「サイダー飲んだら骨溶ける。」「牛乳飲んで骨を強くするんだ。」
などと書かれている。

 

事例2 少年3人組会社員リンチ殺人事件 

母親はいう。
「2年前に離婚し、仕事で私の帰りが遅くなり、食事の用意もほとんどできなくなってし
まっていたんです。少なくとも私が食事を用意していれば、夜食事をしに外に出ること
もなく、A少年とつきあうこともなかったのではないかと思うと。」

事例3 いじめにあった野球部員をバットで殴打したあと、母親を殺害してしまった事件

この少年の場合は食の崩壊は外側からは見られない。夕食は家族で食卓を囲んでいた。
外食もほとんどしていない。豊かな自然環境で育ち、近所でも優等生として有名だった。
この少年の場合は農薬などの化学物質が原因なのではないだろうか。

続いてさらに詳しく食の重要さを見ていきたい


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