リキッドとカートリッジのバランス

今回は、リキッド屋らしい事を書いて見たいと思います。

みなさん、カートリッジはどうされていますか?

そのままリキッドを入れて使っていませんか?
一昔前は、それでも良かったのですが、
現在主流の電子タバコは、煙量重視に設計されています。
しかし、カートリッジは昔のまま全く進化していません。


車で言うと、タービン変えて、インタークーラーも
変えてマフラーも変えて、エアクリーナーも変えているのに
燃料ポンプを交換してない

又は、ガチガチの足回りに変えて車高も落としているのに、
タワーバーもロールバーも付けていない。
そんな状態が今の電子タバコです。

え? 余計わからないって?


最近の若い子みたいに、やたら「目」ばかり強調した化粧のように、
目だけが飛びぬけて目だってしまい、鬼のような顔に見えてしまいます。

え? 失礼だし、わけわかんねって?


犬小屋が舵になった場合、蛇口を捻ってホースで水を掛ければ消火できます。
しかし、普通の住宅が火事になった場合、普通のホースでは消火できませんね。
もっと太いホースと、大量の水が必要です。

今の電子タバコは普通の住宅が火事になっているのに、
細いホースでおばちゃんが世間話をしながら水を掛けている そんな状況です。



つまり、アトマイザーの発熱量に対してリキッドの供給が少なすぎるわけなのです

え? 最初にそれを言えって?


そんなわけでして、カートリッジは旧世代まま全く進化していないので、
アトマイザーの発熱量に合わせた調整をしてやらなければ
今の電子タバコには通用しなくなってきています。


510のカートリッジを購入された方にランダムで
煙屋がチューニングを行ったカートリッジをお付けしておりました所、
多くの方からお喜びの声を頂けました。
これを逆に考えると、殆どの方はそのまま使っていると言う事になります。

このカートリッジは、容量を最大限に稼ぎながら
リキッドを最適な流量でアトマイザーに供給できるよう、
綿の形状、面積、密度、素材をチョイスしています。

510の場合チューニングしなくても何とか使えるレベルではありましたが、
供給量が足りないため、風味がかなり悪く、辛口な風味でした。
「こんなもんだ」と、そのままお使いになっている方が非常に多いのではないでしょうか?


510ならまだ許容範囲だと思いますが、問題なのが最近主流になりつつあるMOD系
カートリッジの綿にはリキッドがタップリ残っているのに吸ってみると煙が辛く、煙が少ない。
stickなどがコレにあたります。

ハイパワーで大容量にすれば良いだろうと安易に設計しているのが見え見えです。

確かにハイパワーで大容量です。

リキッドなんて50滴もチャージできちゃいますから。


だがしかし! 安定した煙量と味を楽しめるのは、50滴中の僅か5〜10滴
こんな事なら510の方が圧倒的にマシです!
うち以外こんな事書いてる業者無いだろうな・・・(笑

一番最初に書いた通り、煙屋は「電子タバ屋」ではなく「リキッド屋」です。
電子タバコ本体を売るのが本業ではありません。
今の普及率では食っていけないので、仕方なく本体を売っているわけでして^^;

ゲームだけ買ってきても、本体が無いと遊べないでしょ?


脱線しちゃいましたが、そこでカートリッジチューニングを行うわけです。
当店のリキッドに付属する説明書はお読みになられましたでしょうか?
かなりの文字数ですが、説明書を良くお読みください。
電子タバコの性能を引き出すヒントがたーーーっくさん 入っています。

綿が多い場合、又は少ない場合は説明書の通りに対応してください。


次に一筋縄では行かないのがstick等の大容量カート
密度を下げればリキッドがモレ、密度を上げれば数的分しかまともに吸えません。
これは、大容量だからこそ起こる現象です。

アトマイザーが綿から吸収できるのは、アトマイザーの周囲5~10ミリ程度ですので
stickの場合、殆どのリキッドがアトマイザーへ安定して浸透する事ができません。
そこで私個人所有のstickのカートリッジは、2層構造にしております。
密度が低く、コシのある化繊でカートリッジの2/3を埋め、
付属の綿と同種の物で残りの1/3を埋めて蓋をしております。

手軽に出来る方法としては、細いストローをカートリッジ内に2本入れ、
同じように、綿で蓋をします。

手の込んだ手法だと、カートリッジ内にバネを仕込むという上級者の方も居られるようです。

こういった工夫でカートリッジの奥側の保持力を下げ、
手前側に集中させる事でアトマイザーへ積極的にリキッドを供給できるようにするわけです。

煙量驚くほど増し、味もマイルドで風味も良く、電子煙草本来の味が引き出せるようになります。


注意しないといけないのは、蓋になる綿が少なすぎたり、密度が低すぎると
本体内部に大量のリキッドが流れ出し、本体の破損に繋がりますので、
調整はあくまでも自己責任になります。

調整も含めて電子タバコの魅力だと私は考えます。

電子タバコの魅力  是非みなさんにも感じて頂きたいです!
プロフィール

Author:てんちょ

煙屋 店長

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