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榛原総合病院:12月から新規入院受け入れ中止 医師、看護師の退職続く /静岡

 公設民営化される予定の榛原総合病院(牧之原市細江)の茂庭将彦院長は20日、同市と吉田町で構成する病院組合の臨時議会で、12月1日から新規入院患者受け入れを全面的に中止すると発表した。夜間や休日の新規救急患者受け入れも12月25日から中止する。民営化に反対する医師や看護師の退職が相次いでいるため。病院は現在、指定管理者制度の導入に向け医療法人「徳洲会」と交渉中だが、茂庭院長は「このままではさらに診療体制を縮小させないといけない。交渉を急ぎたい」と話した。

 同病院をめぐっては、病院管理者の西原茂樹・牧之原市長が先月30日、来年1月までに常勤医9人が退職すると発表。病院は11月以降、医師が退職する整形外科、呼吸器科、皮膚科、麻酔科の外来診療を順次中止している。

 しかし「ほかにも退職する意向の医師や看護師が増えている」(茂庭院長)ため、新規の入院患者や救急患者の受け入れを中止することを決めた。このため周辺自治体の病院に地域の患者の受け入れを依頼しているという。

 茂庭院長は取材に「地域住民には迷惑をかけるが、理解していただきたい」と話した。【浜中慎哉】

毎日新聞 2009年11月21日 地方版

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