日本版『シンドラーのリスト』、韓日合作で映画化へ

朝鮮独立運動家を弁護した日本人弁護士の一生を描く

 大韓弁護士協会は19日、日本統治時代に独立運動家たちの弁護を担当した日本人弁護士・布施辰治(1880-1953)の一生を描く映画の制作を支援する方針を発表した。

 布施弁護士は2004年、朝鮮独立の正当性を認め、独立運動を擁護したとして、韓国政府から建国勲章の「愛族章」を追贈されている。

 『弁護士・布施辰治(仮題)』というタイトルの映画は、日本で人権問題に関する映画を数多く手掛けてきた池田博穂監督(59)がメガホンを取り、来年3月ごろ両国で同時に試写会を行う予定。日本弁護士連合会(日弁連)も積極的に支援する方針で、韓日両国の弁護士団体による初の共同制作となる見通しだ。

 布施弁護士は1880年、宮城県で生まれ、明治大法学部を卒業後、弁護士になった。その後、1921年に「2・8独立宣言」を発表したチェ・パルヨンとペク・クァンス、23年に朝鮮総督府の爆破を企てた義血団員のキム・シヒョン、同年に予定されていた(関東大震災で延期)皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)の結婚式場に爆弾を投げる計画を立てた朴烈(パク・ヨル)などの裁判で弁護を担当し、朝鮮の独立運動家たちのために活躍した。

 また、23年に発生した関東大震災の直後、数多くの朝鮮人が虐殺された事件について、「一人の日本人として自責の念を覚える。すべての朝鮮人たちに心から謝罪する」という文章を本紙に寄稿した。

 一方、朝鮮人の肩を持ったという理由で、弁護士資格を3回もはく奪され、また治安維持法違反の罪で2回投獄された。

 大韓弁護士協会の関係者は「映画制作に関する具体的な支援の規模については、近日中に協議する予定だ」と話している。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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