社会

3号機タービン建屋のクレーンから発煙
(新潟県)
 点検作業中の柏崎刈羽原発3号機で19日午前、クレーンから煙が出ているのが見つかり、作業員が消し止めた。外部への放射能の影響はないという。

 東京電力によると、発煙が確認されたのは柏崎刈羽原発3号機のタービン建屋。19日午前10時ころ、天井クレーンの巻上げ装置にあるブレーキの部分から煙が出ているのを作業員が見つけ、まもなく消火器で消し止めた。作業員にケガはなく、外部への放射能の影響はないという。
 柏崎刈羽原発では、6号機が出力100パーセントで試運転を続けている。今月18日、柏崎市と刈羽村が営業運転への移行に同意し、県も近く、6号機の営業運転に同意する見通しだった。
 柏崎刈羽原発では、2年前の中越沖地震で3号機の変圧器から出火したほか、地震の後、これまでに10件の火事がおきている。県と柏崎市、刈羽村は今月20日、3号機に担当者を派遣し、安全協定に基づく状況確認を行う。
[ 11/19 17:31 テレビ新潟]