新潟放送局

2009年11月19日 20時21分更新

柏崎刈羽3号機タービンで火事


19日午前、点検作業が行われている新潟県の東京電力・柏崎刈羽原子力発電所3号機のタービンが入っている建物でクレーンの巻き上げ装置の一部が焼ける火事があり、東京電力は原因を調べています。

19日午前10時ごろ、設備や機器の点検作業が行われている東京電力・柏崎刈羽原発3号機で、タービンが入った建物の天井についているクレーンの巻き上げ装置から火が出ているのを発電所の作業員が見つけました。
火は作業員が消火器ですぐに消し止めましたが、装置の一部が焼けました。
東京電力によりますと、けが人はなく、環境への放射能の影響もなかったということです。
火が出た装置はタービンなどの重い機器をつり上げて運ぶもので、19日はタービンをつり上げる試験を行っていたところ、装置のブレーキの付近から火が出たということです。
東京電力と消防は火が出た原因を調べています。
柏崎刈羽原発をめぐっては、おととしの新潟県中越沖地震で3号機の変圧器から火が出て発電所の消防隊の対応が遅れたため、2時間にわたって燃え続けたほか、復旧工事や点検作業中にも火事が相次ぎ、地震のあとの火事は今回で11件目です。