社会
浜岡原発1、2号機の廃炉計画、国が認可
(静岡県)
浜岡原発1、2号機の廃炉計画を国が認可した。これによりおよそ30年にわたる原発の解体撤去作業が今月中にも始まることになる。これは中部電力が、運転を終了した浜岡原発1、2号機を解体撤去する廃止措置計画について国に認可を求めていたもの。18日は中部電力の石原準一執行役員が経済産業省を訪れ、中津健之 放射性廃棄物規制課長から認可証が手渡された。中津課長は長期にわたる計画だが、安全確保の理念を堅持し、いい先例となるよう経験やデータの蓄積を求めた。
認可を受けて、中部電力では今月中にも原子炉圧力容器などの放射線量を低下させる作業や放射線管理区域外の汚染のない設備や機器の解体作業に着手したいと話している。この廃止措置計画は2036年度までに解体撤去を完了する予定で、中部電力では2基に変わる6号機を新設する計画を発表している。
[ 11/18 18:35 静岡第一テレビ]