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拉致議連、民主新人大量加入で「圧力」堅持はどうなる? (2/2ページ)
このニュースのトピックス:オバマ米大統領
議連が、会合で「圧力重視」の姿勢を改めて鮮明にした背景には、鳩山政権があいまいな姿勢を取り続け、圧力になる政策がいつの間にか腰砕けになる可能性を排除できないからだ。
鳩山首相は、今月2日の衆院予算委員会で「対話も重視してあらゆる手段で解決を目指したい」と答弁、13日のオバマ米大統領との会談でも拉致問題を議題に取り上げなかった。
首相の姿勢に、拉致被害者家族ら関係者は不安を募らせている。総会に出席した家族会の増元照明事務局長は「圧力なく交渉したら北朝鮮のペースにはまってしまう」と訴えた。
議連のメンバー構成も大きく変わった。8月の衆院選で多くの自民党議員が落選したため、メンバー数も選挙前の208から132に激減。その後、226人にまで増えたが、新加入の大半が民主党新人議員だ。
このため、以前からのメンバーからは「議連から融和の話が出ると甘く見られる」(安倍氏)と、民主党新人の存在を不安視する声もある。特定失踪者問題調査会の荒木和博代表も、新人議員らに拉致の実態を説明する機会を設けてほしいと申し出たほどだった。
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