2009年11月17日

香山リカ氏とディズニークリスマス・キャロル

香山氏の著書に「私は若者が嫌いだ(ベスト新書)」というタイトルのものを見つけました。 


<引用開始>
入社した後も、「会社が丁寧に教えてくれて当然」と自ら仕事を覚えようとすることもなく、少しでも注意されると「教えてくれないほうが悪い」と逆ギレする。
<引用終了>
http://blog.goo.ne.jp/zen-en/e/871caf5c810d9a55b392449df9138e2d 


「私は人間が嫌いだ」とするディズニークリスマス・キャロルの主人公のスクルージと同じ考え方です。香山氏もスクルージ同様に、競争に負け、死んでいく人間に対し「食いぶちが減っていい」と考えているのでしょうか。 


「会社が丁寧に教えてくれて当然」と若者は逆ギレする、としていますが、以前にも指摘したように香山氏の幼稚さには本当に驚かされます。会社は若者に対し「丁寧に教える」のは当然であり、香山氏の思想の方が低レベルなのです。 


香山氏の思想はディズニーランドの思想と180度異なります。ディズニーランドは、若者が大好きです。大切な若者に対しては、丁寧に教えるのが当り前のポリシーであり、香山氏の思想は普通の会社では「相手にされない」非人道的な思想です。 


突き詰めると、香山氏の思想は権力側にとって都合がいいだけの思想であり、労働を商品としてとらえる派遣会社の思想と同じであることが分かります。若者を呪縛(心理的な強制によって、人の自由を束縛すること)する極めて危険な思想と言わざるを得ません。 


香山氏の著書「悪いのは私ではない症候群」では、「最後のパレード」の著者である私に対する人権侵害行為に及んでいます。 


香山氏は、「他者の立場に自分を置いて考える」という想像力の減退を感じることがあると書いていますが、まずは、「他者を事実に基づかずに批判する」ご自身の言行を省察してみることが必要ではないでしょうか。 


以前に、出版元であるKKベストセラーズにファクスを送り、誠意ある対応を求めましたが、未だに回答もありません。近日中に文書をお送りし、誠意ある対応がなされない場合、法的措置をとらせていただくことを宣言したいと思います。