絵画投資で8億被害か マッサージ師が詐欺容疑絵画への投資話をめぐり、知人女性から現金約1億1千万円をだまし取ったとして、警視庁が10月に詐欺の疑いで京都市上京区桜木町、マッサージ師西口孝夫容疑者(64)を逮捕していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。 東京地検が11日、詐欺罪で西口容疑者を起訴。警視庁は西口被告がマッサージの客だったこの女性から数年間で計約8億円をだまし取ったとみて、裏付け捜査を進める。 捜査関係者によると、西口被告は実在する日本人画家の作品を「高く転売できるので、代わりに購入してやる」と女性に持ち掛け、購入資金や必要経費などの名目で150回以上現金を口座に振り込ませていた。実際は作品を購入していなかった。 西口被告が絵画の実物を見せないため、女性が昨年3月、警視庁に被害届を出した。逮捕容疑は2003年から05年にかけ、絵画の保険料などの名目で、女性から金をだまし取った疑い。 西口被告は金の受け取りを認め「ギャンブルなどに使った」と供述しているが、詐欺の犯意は否認している。 【共同通信】
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