日米外相会談の要旨【シンガポール共同】11日の日米外相会談の要旨は次の通り。 【日米首脳会談】 岡田克也外相 今後30年、50年も持続可能な日米同盟を構築し、未来志向の日米関係強化の具体的方向性を明らかにする機会としたい。 クリントン国務長官 オバマ大統領は訪日を非常に楽しみにしている。成果が期待できる訪問になると思う。 【米軍普天間飛行場移設問題】 岡田氏 沖縄はかつて琉球王国という独立国(だった歴史がある地域)で、第2次大戦では住民10万人が命を落とした。県民の気持ちを大切にすることが重要だ。日米閣僚級作業グループを通じ、できるだけ速やかに解決を図りたい。 クリントン氏 不確実な状況が続くのは望ましくない。 【アフガン支援】 クリントン氏 新たなアフガニスタン支援策を高く評価し、感謝する。 岡田氏 アフガンの平和と安定は日本と世界にとって極めて重要だ。 【ミャンマー民主化】 両氏 来年の総選挙がミャンマー国民に開かれた形で実施されるよう日米が協力する。 【北朝鮮】 クリントン氏 ボズワース特別代表が近く訪朝し、6カ国協議への復帰を促す。 岡田氏 今後も連携して対処していきたい。(北朝鮮関連船舶を対象にした)貨物検査特別措置法案の早期成立を図っている。 【イラン核問題】 クリントン氏 イランの低濃縮ウランを国外に輸送する構想の実現を図っている。受け入れるよう働き掛けてほしい。 岡田氏 協力したい。 【沖縄県読谷村のひき逃げ事件】 岡田氏 捜査への全面協力をお願いしたい。 クリントン氏 人命が失われ残念。解明にしっかり協力する。 【共同通信】
|