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最終更新:2009年11月13日(金) 21時13分

八ッ場ダム周辺でヒ素、国交省公表せず

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 前原国土交通大臣が建設中止を打ち出している群馬県・八ッ場ダムの建設予定地の周辺で、環境基準を超えるヒ素が検出されたにもかかわらず、国土交通省が公表していなかったことがわかりました。

 国土交通省によりますと、八ッ場ダム建設予定地の上流で、草津温泉を流れる湯川では、2008年度に平均で基準値のおよそ100倍のヒ素が検出されたほか、建設予定地からおよそ10キロ上流の貝瀬でも、基準値の5倍のヒ素が検出されたということです。

 国土交通省では「ヒ素が検出されたのは事実だが、飲み水として使っている利根川地点では濃度は薄まり、健康被害の心配はない」と説明しています。

 また、結果を公表しなかった理由については、「風評被害が起きる可能性があったため」としていますが、建設の是非を巡る議論に影響を与えかねない内容だけに批判が出そうです。(13日16:09)



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