鹿児島西署は27日、鹿児島市の住宅に侵入し、現金を盗んだとして、住居侵入と窃盗容疑で同市唐湊3、無職、出口初男容疑者(43)を逮捕した。9月中旬~10月下旬に計5回、同様の被害があった住人がビデオカメラをセットして監視。その映像が逮捕の決め手になったという。
逮捕容疑は、出口容疑者は10月22日午前4時ごろ、鹿児島市の歯科医師男性(60)方に、無施錠の窓から侵入。居間にあった現金4000円を盗んだ、とされる。出口容疑者は「パチンコ代がほしかった」などと容疑を認め、ほかの4件も関与をほのめかす供述をしているという。
同署によると、男性宅は9月18日~10月7日に計3回、引き出しの中や机の上から現金合計約21万5000円とデジタルカメラなどが盗まれる被害があり、男性が居間に家庭用のビデオカメラを設置。10月22、23日未明にも連続して住居侵入、窃盗事件があり、ビデオに横顔や盗む様子が映っていたという。【川島紘一】
毎日新聞 2009年10月28日 地方版