| 悪質商法の事例 |
作成日 09/11/7 更新日 |
| 悪質競馬情報の事例 １９９ |
板倉行政法務事務所
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〒104-0061 TEL 03-3544-0723 FAX -0724
代表 行政書士 板倉直壽 |
悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜 安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。
| 競馬生活＝（株）グローバルリサーチ 内田哲 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
第１ 契約（情報料等の入金）の年月日、金額・内容、前後の事情、的中結果等
１．平成２１年９月１日、情報料１万円
Ａ氏は、平成２１年８月に競馬生活＝（株）グローバルリサーチのサイト「競馬生活」をみて、無料メンバー登録をすると、その直後から送られてきたメールの自信に満ちた言葉に興味を持ち、９月１日に１万円を競馬生活＝（株）グローバルリサーチの口座（大阪信用金庫南森町支店（普）００８７６２７ （株）グローバルリサーチ）に振り込み、プレミアムコースに参加しました。
結果／９月６日、２鞍の情報提供があるも、不的中。
２．平成２１年９月９日、情報料１１万円
レースの後、不的中のお詫びと、約束した情報料の返還方法に関するメールが届いたので、対応の良い会社という印象を受けました。
９月９日、担当の森から「仕込みレースを知っていますか？いわゆる八百長です。馬インフルエンザで馬主も損害を被っていて、馬主救済という意味で年間２０〜３０本あります」「今回、Ａさんには１２０倍のレースと３２０倍のレースを用意していますが、どちらがいいですか？」「今回は初参加なので成功報酬は要りません。軍資金を稼いで次回の参加から成功報酬を払って下さい」「情報料は最低保証オッズの１０％×１万円です」「万が一不的中の場合は同様のレースを用意します」「次のレースまで待てない場合は返金します」という話があり、すっかり信用したＡ氏は、１２０倍のレースに参加を決め、「掛け金は１点買いで２万円」「最初の１万円を返還するので１１万円を振り込んで下さい」と言われて、その日に１１万円を競馬生活＝（株）グローバルリサーチの口座に振り込みました。
ところが９月１１日、森から「他のお客様の入金が遅れているため、今週予定のレースは来週に延期になりました」と連絡がありました。
結果／９月１２、１３日の情報提供はなし。
３．平成２１年９月２５日、情報料３万円
９月１６日、森から「情報元が急に枠を増やしたいと言い出し、枠を増やすことになった。Ａさんには、馬単を提供する予定でしたが、最低保証オッズ（１２０倍）を割る恐れがあるので、三連単の９５０倍に変更してほしい」「金額が大きくなるので、５％の成功報酬を払って頂きたい」「情報料が９５万円になりますが、Ａさんにとって大きな負担でしょうから、差額（８３万円）は私が立て替えます。配当を受け取ったら情報料の差額と成功報酬を払って下さい。これは、通常やってないことですので、誰にも言わないでください」と言われ、Ａ氏は契約内容の変更を了承しました。
ところが９月１８日、森から電話があり、「消費者金融などから金をかき集めたが８３万円は難しい。不足分を負担して欲しい」と言われるも、「無理です」と断りました。
９月２２日に再度森から、「どうしても３万円足りない。なんとか負担して欲しい」と言われ、３万円ぐらいならと承諾しました。そして、言われたとおり、９月２５日（金）、入金の前後に電話をし、３万円を競馬生活＝（株）グローバルリサーチの口座に入金しました。
すると、入金直後に競馬生活＝（株）グローバルリサーチの入金管理部から電話があり、「いま入金がありましたが、このお金は何のお金ですか？」と聞かれ、「森に振り込むように言われた。詳しい事は森に聞いて欲しい」と答えると、すぐ森から電話があり、「上司に急に呼び出された。何かあったか？」と聞かれ、「競馬生活＝（株）グローバルリサーチから電話があり、何の金かと聞かれたので、森に聞いて欲しいと答えた」と言うと、森は「あ〜、誤魔化しきれないかも・・・」と言って電話が切れました。
暫くしてから、森の上司の城崎から電話があり、「この会社では情報料の後払いや、分割払いはやっていない。森に脅されて入金したのか？それとも、森に配当のいくらか要求されたか？」と聞かれ、「脅されてもいないし、情報料の不足分と成功報酬以外要求されていない」と伝えると、「森がやっていることは内規違反だ。処分しなければならない」「今週のレース提供はできない」と言って電話が切れました。
結果／９月２６、２７日、情報提供なし。
４．平成２１年１０月１日、情報料８０万円
９月２８日、城崎から、「森には処分を下す。しかし、無事レースが提供出来れば大事にはしない。Ａさんには情報料の不足分８０万円を払って欲しい。そうすれば森の処分も軽くて済む」と言われました。
１０月１日（木）、城崎に、不的中時の全額返金保証の件や、途中での返金可能の件を確認した上で、仕方が無く、８０万円を競馬生活＝（株）グローバルリサーチの口座に振り込みました。
１０月２日（金）、競馬生活＝（株）グローバルリサーチに電話をすると、「無理しても仕方がないので、今週は見送りにした。月曜日に連絡する」といわれました。
結果／情報提供なし。
５．その後、１０月５日（月）に競馬生活＝（株）グローバルリサーチに電話をすると、「情報元とトラブルが発生したらしく、城崎は対応に追われて電話に出られない」と言われ、１０月７日には、城崎から、「情報元から金を集めるのに何故こんなに時間がかかったのかと問い詰められ、本当の事を話すと、情報元が激怒し、もう情報は提供できないと言われた。今、情報を提供してもらえるようにお願いしている」とのことでした。さらに１０月１２日〜１３日にかけて城崎から、「部長に頭を下げに行ってもらっている。情報元との間に違約金が発生したが、これは会社が負担するからＡさんは心配しなくていい。しかし、Ａさんにはペナルティーとして、更に情報料の２倍を払ってもらうと言ってきている。更に２００万円近い金を払えといわれても無理だと思うから、今、部長が情報料の１．５倍で交渉している」ということでしたが、何かおかしいと疑いはじめたＡ氏は妻に相談したところ、「それは明らかに詐欺でしょう」といわれ目が覚めました。 |
競馬生活＝（株）グローバルリサーチの森の「仕込みレース（八百長レース）」の話を信用して、A氏は１１万円の情報料を払いましたが、競馬に必ず的中する八百長レースなどあるはずが無く、そのようなあり得ないことをあると断言し、まことしやかに話をしたこと自体、Ａ氏を欺く行為に他なりません。そして、本来はあり得ないことでも、人を欺すことに慣れた競馬生活＝（株）グローバルリサーチの社員が言葉巧みに、熱心に、くり返し語ることで、「もしかしたらあるのかもしれない」、そして、「きっとあるのだろう」と信じこまされてしまうのは、少なからず、人間にありがちな共通の心理ですから、欺く行為と、信じたという結果には相当因果関係がみられます。
また、成功報酬は後払いと言いながら、勝手に約束を変え、しかも、いきなり高額の報酬は請求せず、不足分は立て替えると言い、乗りやすい金額を提示しこれに乗ってくると、不正が行われた、事は重大である、不足額（差額）を直ちに支払えと要求することはこの種の事案の常套手段であり、違法性を裏付ける行為です。
このように、何から何まで用意周到に準備して作られた、必ず利益がでる、必ず当たるという荒唐無稽な作り話を、森、城崎、的場のみならず競馬生活＝（株）グローバルリサーチを構成する多数の人間が互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（メールを含む）、Ａ氏をして信じ込ませ、あるいは払わざるを得ない状況に追い込んで多額の金員を支払わせた行為は、まさに組織的な詐欺・強迫行為です。 |
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