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新型しらせ南極へ出発 

11月10日12時45分配信 産経新聞

新型しらせ南極へ出発 
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南極観測船「しらせ」が出港する=10日午前、東京・晴海(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)
 今年5月に就役した新型南極観測船の2代目「しらせ」(1万2500トン、小梅三津男艦長)が10日、南極観測隊を支援するため東京・晴海埠頭(ふとう)から南極・昭和基地に向けて処女航海に出発した。

 海上自衛隊に所属するしらせは、老朽化のため昨年7月に退役した初代「しらせ」の後継。物資の補給能力や乗員数が増強され、厚さ約1・5メートルの氷を砕きながら3ノット(時速約5・5キロ)で航行できる。

 防衛省主催の出港行事では、乗組員の海上自衛官らに「新しらせで新たな歴史の一ページを刻めるよう、任務を全うしてほしい」と訓示。その後、オレンジと白の船体が汽笛を鳴らしながらゆっくりと岸壁を離れると、見送りの家族や同僚らが南極旗を振りながら長旅の無事を祈った。

 しらせは今後、太平洋を南下し、今月末にオーストラリアで第51次観測隊員ら約60人を乗せ、12月下旬から来年1月上旬の間に昭和基地へと到着。物資補給などをすませた後、同年4月上旬に帰国する。

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最終更新:11月10日12時45分

産経新聞

 

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