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神戸大NEWS NET 2009年11月前半のニュース



◎平成21年11月号を配布 神戸大NEWS NET

 私たち神戸大ニュースネット委員会は11月13日、本紙「神戸大学NEWS NET」の平成21年11月号(第105号)を発行します。主なニュースは1面「テーマは『絆』 六甲祭2009開催」、8面「2年ぶりのリーグV 女子タッチフット」。中面では神戸大のイケメン特集を掲載しました。学内の各食堂、学生会館、セブンイレブンなどで配布します。ぜひご一読ください。【11月10日 神戸大NEWS NET=UNN】


●「NEWSNET」平成21年11月号
1面ヘッドライン
「テーマは『絆』 六甲祭2009開催」
「卒業生、一堂に会す 第4回ホームカミングデイ」
「街の中にアートを 神戸ビエンナーレ2009」
「男子学生、厳重注意 暴行装う映像ネットで公開」
「大学院に新研究科 来年4月設置へ」
「IKEMEN NET 工学部メンズに迫る」
「コラム伏流水」

中面
「IKEMEN NET」
・神戸大のイケメンを学生、教授問わず発掘、取材しました。

8面
「2年ぶりのリーグV 女子タッチフット」
「最終戦飾り、4位 近畿学生野球リーグ」
「2部残留ならず 男子バスケ入替戦」
「実力の差、完敗 入れ替え戦の危機」
「白星なく残留がけっぷち 関西フットサルリーグ」
「部活探検隊 オフショアセーリングクラブ」




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◎【続報】「対応は未定」と大学側 神戸大で相次ぐ不祥事

 神戸大で学生による不祥事が相次いでいる。10月下旬には男子学生(4年)がソーシャルネットワーキングサービス「mixi(ミクシィ)」上に、野宿者を襲撃しているかのような映像を公開し物議を醸した。11月4日には服部圭佑容疑者(4年)が県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで明石署に現行犯逮捕された。これらの不祥事についてニュースネットは9日、追跡取材を行った。【11月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

○自作自演?、野宿者襲撃映像を「mixi」で公開

 新聞、雑誌、TV、ネットメディアで多く取り上げられた「自作自演の映像」騒動。非難や疑問が集中しているのが、「本当に自作自演なのか」という点と「大学側と、就職内定先の対応は適切か」という点だ。

 自作自演の真偽については、まだ確証を得られていないというのが実情だ。「自作自演かどうかは、現在調査中」(同大広報室)、「調査の結果、自作自演だったと判断した」(内定先企業の人事部)。

 大学側、就職内定先企業による男子学生に対する対応も、まだ確定していない。大学側は10月29日に、所属学部長による厳重注意処分を下した。だが「まだ調査中、情報がほとんどない」として、最終的な処分は決まっていない。内定先企業の人事部も「現在検討中」とし、慎重に対応する構えだ。


○今度は盗撮容疑で逮捕

 「mixi」発の騒動から1週間も経たないうちに、今度は男子学生が盗撮容疑の現行犯で逮捕された。県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで明石署に現行犯逮捕されたのは服部容疑者。所属学部については「分からない」(同大広報室)としている。

 事件は明石駅近くの書店で起きた。書店にいた専門学校に通う女子学生のスカートの中を、服部容疑者がデジタルカメラで撮影。気付いた書店の店員が現場を取り押さえ通報、カメラに撮影済みのデータが残っていたため、現行犯逮捕となった。

 これについても同大広報室は「情報が全然入ってこない」とし、「処分は所属学部で決定すると思う」としている。(記者=深江友樹)
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◎新カレッジソングの歌詞応募締め切り迫る 応援団総部創立50周年記念事業で

 神戸大応援団総部創立50周年を記念した、ニュー・カレッジソングの募集締め切りが今月20日に迫っている。歌詞の内容は「気軽に」「明るく快活に口ずさめる」歌で、愛唱歌、応援歌などの形式は問わない。応募資格は学生と教職員、そしてそのOBが有し、採用歌には30万円、佳作2点にも5万円の賞金が贈られる。詳しくは応援団総部HP(http://home.kobe-u.com/ouendan/)まで。【11月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎守備崩壊、立命に大敗 関西学生アメフット

 関西学生アメフットリーグ神戸大−立命が11月7日、ユニバー記念競技場で行われた。第1QにFGで先制した神戸大だったが、その後は8本のTDを決められ、10−56と今季最多失点で大敗した。今季成績は1勝4敗1分。入れ替え戦回避決定は最終節の京大戦に持ち越しとなった。【11月7日 神戸大NEWS NET=UNN】

 入れ替え戦出場回避のため、一戦必勝の覚悟で臨んだ神戸大。だが、昨季日本一になった立命の壁はあまりに厚かった。

 第1Q開始約4分過ぎ、FGで先制した神戸大。直後に立命の2本のTDを決められ逆転を許すも、第2QにRB松村(経済・4年)のTDが決まり、4点差。パスを効果的に決める積極的な攻撃に勝機も見えかけたが、ここから立命の猛攻が始まった。第2Qだけで3本のTDを奪われると、後半にも3本のTDを決められ、終わってみれば今季最多失点。第4Q終盤にロングパスを中心にゴールライン直前まで攻め入るも、キャッチミスやゴールエリアでインターセプトされるなど精彩を欠いた。


 主将のDL小澤(工・4年)は「オフェンスは調子良かったが、ディフェンスはけが人が多かった」と戦力不足を認めた。立命の猛攻を防ぎきれず、8つのTDを許した守備陣。今季6戦目。故障者が相次ぎ、チームを立て直す間もなく大敗を喫した。だが、「(今日の試合で)守備陣には無理をさせていない。京大戦はベストメンバーで挑む」と自信を見せた。

 一方、攻撃の要となるWR大園(発達・4年)は「後悔するプレーが多い」と振り返る。今季は勝負どころでミスが多く、得点につなげられないプレーが目立つ。球際の強さを武器に史上初となる3年連続でリーディングレシーバーを獲得した大園だが、今年は他大学の選手の台頭もあり、4年連続の獲得は黄信号。「ボールだけに集中する思いをもっと持たないと」。最終戦に向け、大園は反省の弁を残した。

 次節の京大戦は入れ替え戦出場回避のためには落とせない試合。。勝てば回避、負けると4年ぶりの入れ替え戦出場が決定的となる。今季1勝同士、互いに入れ替え戦出場回避に向けて全力を尽くす。安井ヘッドコーチは「うちもベストのゲームが出来るように、2週間しっかりと準備したい」。京大に勝利すれば、4年生にとっては最終戦。2週間後、笑って有終の美を飾りたいところだ。(記者=伊崎春樹)

●関西学生アメフットリーグ第6節(11月7日・ユニバー記念競技場)
立命  14 21 7 14=56
神戸大 3 7 0 0=10

【写真】パスをキャッチ出来ず、頭を抱える大園(11月7日・ユニバー記念競技場で 撮影=稲垣祐希)


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◎神戸大生が盗撮容疑で逮捕 「自作自演」騒動に続く不祥事

 神戸大の服部圭佑容疑者(4年)が11月4日、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで明石署に現行犯逮捕されたことがニュースネットの調べで分かった。広報室は「報道で初めて知った。他の情報は一切知らない」とし、会見を行う予定はないという。【11月6日 神戸大NEWS NET=UNN】

 神戸大では10月29日に、男子学生がソーシャルネットワーキングサービス「mixi(ミクシィ)」上に、野宿者を襲撃しているように見せかける映像を公開し物議を醸した「自作自演」騒動に続く不祥事。(記者=深江友樹)

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◎【連載】部活探検隊 自由な国際派サークル、オフショアセーリングクラブ

 海事科学部の停泊所に「クライナーベルク」という大型ヨットがある。大学の中で所有していること自体珍しいこのクルーザーヨットを使用しているのが「神戸大学オフショアセーリングクラブ」だ。2001年に創設された当初、部員は海事科学部生が数人程度だったが、3年前に経済学部生が入部してからは激増。現在は本キャンパスの学生を含む29人で活動している。【11月5日 神戸大NEWS NET=UNN】

 部員の増加にともなって、成績もうなぎのぼり。昨年3月の全日本学生外洋帆走選手権で3位に入賞し、フランスで開催された世界大会に出場。ヨットの本場、ヨーロッパでレベルの高い戦いを経験した。さらに今年9月には、中国、韓国、日本の親善大会に日本代表として招待され、2位の好成績を収めた。

 また、海外遠征では、レースだけでなく世界中から来た同年代のヨット乗りとの懇親会も用意されており、日本との文化の違いを肌で感じることもできたという。フランス遠征のメンバーの1人、山下大吾さん(海事・4年)は「世界の人たちと交流できたし、なかなかできないつながりが作れた」と話す。

 ただ、サークルそのものの活動は、レース競技に偏ってはいない。むしろ大会前以外ではクルージングを行うことが多いという。元主将の田村直輝さん(海事・4年)が「とにかく(ヨットに)乗るのを楽しむことを目的としている」と話すように、レースに打ち込むのも、ただヨットに乗るだけなのも自由。そんな雰囲気が、オフショアセーリングクラブの魅力だ。(記者=浅井淳平)

【写真上】レース中のオフショアセーリングクラブ
【写真下】中国遠征のメンバー(いずれも提供=神戸大学オフショアセーリングクラブ)

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◎首位を撃破、入れ替え戦へあと一歩 関西学生男子ラクロス

 関西学生男子ラクロス2部リーグ第6戦、神戸大−佛大が11月3日に服部緑地補助競技場で行われた。1部昇格へ向け残り1つも負けられない大事な一戦。神戸大は攻守ともにかみ合い10−6で勝利した。通算成績は4勝2敗。【11月4日 神戸大NEWS NET=UNN】

 試合終了を告げる笛が鳴ると、まるで優勝したかのように選手らは喜び合った。主将のAT竹内(工・4年)は「今年1番うれしい」と笑顔で話す。この試合までに全勝ですでに2部リーグ1位を決めていた佛大。リーグ前から山場になると意識していた相手から1部昇格へ向け貴重な1勝を奪った。

   前半は神戸大が大きくリードして折り返す。しかし、後半が始まると立て続けに点を取られ嫌なムードになりかけた。そんな中、G鍋島(発達・4年)が好セーブを連発。守備陣が踏ん張りを見せる。すると第3Q中盤、MF木下(理・3年)がサイドから切り込み体勢を崩しながらもシュート。流れを引き戻す得点を決めた。「思いっきりいこうと思っていた」とこの試合5得点の活躍を見せた木下。一度もリードを許すことなく10−6で勝利を手にした。

 最終戦は、2部リーグ最下位が決まっている大市大が相手。勝つと入れ替え戦に進むことができる。また、得失点差しだいではリーグ2位が見えてくる。「勝ちきるしかない。絶対20点差以上つけて勝つ」と竹内は最終戦に向け力強く話した。(記者=松本尚也)

●2部リーグ上位チーム(神戸大以外は全日程を終えている)
佛大 6勝1敗 得失点+50
阪大 5勝2敗 得失点+39
近大 5勝2敗 得失点+10
神戸大 4勝2敗 得失点+19
1位は自動的に1部昇格。2、3位は入れ替え戦へ。

●関西学生男子ラクロス2部リーグ第6戦(11月3日・服部緑地補助競技場)
神戸大 3 4 1 2=10
佛大 1 1 2 2=6

【写真右】試合後、選手らは喜びを爆発させた
【写真左】第3Q、体勢を崩しながらも流れを引き戻す得点を決めるMF木下(11月3日・いずれも服部緑地補助競技場で 撮影=松本尚也)

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◎2得点で連敗ストップ 関西学生サッカー後期第6節

 関西学生サッカー後期リーグ2部Bブロック第6節神戸大−摂南大が11月1日、龍谷大南山日大グラウンドで行われた。先制し、後半にも追加点をあげた神戸大は、その後1点を奪われるもそのまま逃げ切り2−1で勝利した。この結果、神戸大は勝ち点9にのばし、順位を4位に上げた。【11月4日 神戸大NEWS NET=UNN】

●関西学生サッカーリーグ2部Bブロック第6節(11月1日・龍谷大南山日大グラウンド)
神戸大 2 1−0 1 摂南大
      1−1
【神戸大】川端、平岡

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◎接戦制し2年ぶりのリーグV 女子タッチフットリーグ

 関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ最終戦、神戸大−武庫川女大が11月1日に聖和大グラウンドで行われた。激しい雨でボールをファンブルする選手が続出する悪条件の中、神戸大は怪我から2試合ぶりに復帰したC田中(発達・2年)が2本のTDを決める活躍を見せ13−6で勝利。全勝(4勝)で2年ぶりのリーグ優勝を飾った。【11月3日 神戸大NEWS NET=UNN】

 これまで何度となく死闘を繰り広げてきた武庫川女大との一戦。「春は勝ち越していなかったので、勝った瞬間は嬉しかった」とライバルからの勝利をかみしめる田中。今年の春には日本一の座をあと一歩の所で阻まれたが、お互い全勝で迎えたリーグ最終戦では雪辱を果たした。

 7−6と神戸大が1点リードで迎えた後半。激しさを増す雨の中、選手らは必死にゴールラインを目指した。第4Q終盤、田中が隙をつき相手守備陣の裏に抜ける。それを確認したQB佐野(発達・4年)が正確なパスを投じ、田中がキャッチ。これまで何度も練習してきたパターンの1つだ。試合を決定づけるTD。佐野は「ほんまに練習してきて良かった」と笑顔を見せる。追加点を得た神戸大はそのままリードを守りきり13−6で勝利。試合終了とともに選手らの喜びは爆発した。

 しかし、試合後のミーティングでは今岡ヘッドコーチは「試合への臨む姿勢がなってない」と勝利にもげきを飛ばす。喜んでばかりはいられない。本当の戦いはこれからだ。11月22日に王子スタジアムで行われる東西大学王座決定戦(日本選手権サクラボウルの代表決定戦)に神戸大は関西学生1位代表として出場する。この大会に優勝すると日本選手権への出場権が得られる。春には叶わなかった「日本一」への第1関門だ。
 佐野は「本当に負けたら最後の試合。悔いの残らないように100%の力を出す」と4回生として臨む最後の日本一への挑戦に闘志を燃やす。2001年以来の日本一の座へ向け、まずは学生日本一の座を奪いにいく。(記者=松本尚也)

秋季リーグ優秀選手
オフェンス部門
●佐野 香織(発達・4年)
●野村 佳代(発達・3年)
ディフェンス部門
●梅原 遥(発達・4年)

最優秀選手
●西子 千里(発達・4年)

●関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ最終戦(11月1日・聖和大グラウンド)
神戸大  7 0 0 6=13
武庫川女大 0 6 0 0=6

【写真右】2年ぶりにリーグ優勝した選手ら
【写真左】第4Q、試合を決定づけるTDを決めたC田中(11月1日・聖和大グラウンドで 撮影=松本尚也)

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◎【特集】アカペラバンド「さとし」 声だけで奏でる音楽

 The girl next doorとは、「隣に住んでいるような身近で親しみやすい女の子」という意味。今回取材した4つのバンドは神戸大という身近な場所で育った。あなたの隣のバンド=バンドNEXT DOORのドアをたたいてみよう。最終回はアカペラバンド「さとし」。【11月3日 神戸大NEWS NET=UNN】


 ギターやベース、ドラムの音だけが音楽を作り上げているわけではない。どんな音楽も人間の声が根本にあったはず。ギターのコードが分からなくても明日からすぐバンドを組みたい。そんな願いをかなえてくれるのがアカペラバンドだ。
 神戸大アカペラサークル「GhannaGhanna」所属のバンド「さとし」。男女4人のメンバーで2007年に結成。ジャズや賛美歌を奏でる彼らにはどこか落ち着いたムードが漂う。さとしは9月19日に開催されたアカペラジャンボリー「KAJa!2009」にも出場するなど精力的に活動中だ。今回、「KAJa!」出演後のメンバーに話を聞いた。
 アカペラでは人間の声が唯一の「楽器」。もちろん「迫力を出すのが難しい」と声の限界も感じるそう。それでも、アカペラを続けるのは表現力が楽器に勝るからだという。「楽器を使うよりダイレクトに気持ちを表現できる」とメンバーの黒田論史さん(海事・5年)。楽器だけが音楽を作り上げる要素ではないことを気づかせる答えだ。
ライブ前には練習を週3回ほど重ねる。彼らが2、3時間の練習で得るものは歌唱力だけではない。「うまくいったときはメンバー同士の心がつながったみたいな感じがする」とメンバーらは口にした。練習のたびに、絆が深まるのを確認しているようだ。
 アカペラを始めたきっかけは「高校のときにハモネプを見て」、「カラオケが好きだった」、「合唱をやっていた」とさまざま。そんな彼らを集めたのは歌が好きだという気持ち。「卒業して解散してもまた集まったときには歌いたい」。再会したときにやりたいことが「歌」とは彼ららしい答えだ。音楽で繋がれた絆の深さを、「さとし」は教えてくれた。(記者=岩本真侑、坂上正人)

【写真】「KAJa!2009」出演を終えた「さとし」のメンバーら(9月19日・マリンピア神戸で 撮影=坂上正人)

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◎卒業生、一堂に会す ホームカミングデイ

 卒業生と現役生の交流の場である「第4回ホームカミングデイ」が10月31日、六甲台キャンパスなどで開催された。訪れた大勢の卒業生にとっては、自身の学生時代を懐かしみながら現在の神戸大の様子について知る機会となった。【11月1日 神戸大NWES NET=UNN】


 福田秀樹学長のあいさつから始まった記念式典は、修復後のこけら落としとなった六甲台講堂で開かれた。その講堂修復について、学長自ら卒業生への感謝の言葉を述べ、「今後、神戸大がさらに発展するには、卒業生皆さまのさらなるご支援が必要」と話した。
 その後、株式会社「フューチャーアーキテクト」代表取締役の金丸恭文さん(昭和53年工学部卒)による講演会「神戸から始まった挑戦」も行われ、金丸さんの奔放な学生時代やその後の人生についての話に、会場から笑いが沸き起こる場面も見られた。
 最後は軽音楽部JAZZが「Autaumn Leaves」など3曲のナンバーを披露。新たな講堂での初演奏で式典に花を添えた。

 午後になると、各キャンパスに分かれてイベントが行われた。今年で60周年を迎えた農学部では、記念式典や新装学舎の見学会などが開かれた。内田一徳・農学研究科長は、ニュースネット委員会の取材に対し「60年は1つの節目。今後も農学の分野で社会に貢献できる人材を育てていきたい」と話した。

 記念式典から参加していた男性(昭和28年経営卒)は、「神戸は新しいもの好きな気風があり、開拓者の精神がある。神戸大はそういう人をどんどん育ててほしい」と今後の期待を話した。(記者=浅井淳平)

【写真上】記念式典は新しくなった講堂で開催された(10月31日・六甲台講堂で 撮影=浅井淳平)
【写真下】式典後はティーパーティーで盛り上がった(10月31日・六甲台本館前で 撮影=浅井淳平)


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◎雨にも負けず 大倉山祭2009

 医学部医学科の学園祭「大倉山祭」が10月25日、11月1、3日の3日間にわたって医学部キャンパス周辺で開催されている。1日の園遊会では「吉本お笑いライブ」などが企画されたが、当日昼頃からあいにくの雨模様。予定を変更して、体育館で軽音楽部によるライブや豪華景品が当たるビンゴ大会などが行われ来場者を楽しませた。【11月1日 神戸大NEWS NET=UNN】


 大倉山祭実行委員会による今年のテーマは「どないかせなあかん」。県政改革にかけた東国原宮崎県知事の言葉を関西弁に翻訳し、医学部生として「地域医療の問題に取り組もう」という思いをのせた。

 4月に委員会を発足して以来約半年間準備をしてきたが、当日は「7年ぶり」という悪天候に。午前中の芸人ライブが終わった頃から大粒の雨が降り出した。実行委員長の細川友誠(ゆうせい)さん(医・4年)は「無念だがしかたない」と苦笑した。

 途中からは場所を大倉山公園から体育館に移してライブなどが行われ、最後のプログラムまで無事に催された。

 3日には「超高齢社会の医療」をテーマとした医療シンポジウムが、午後1時から医学部キャンパスで行われる。入場料無料、事前申し込みは不要。
 詳しくは大倉山祭実行委員会HP(http://www.med.kobe-u.ac.jp/okura/)まで。(記者=坂上正人)

【写真】体育館で演奏する軽音部と(11月1日・医学部体育館で 撮影=坂上正人)

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◎足湯通じて広がる輪 全国交流会、救援隊が主催

 災害被災地などで足湯サービスを行う全国の学生団体が集う、「全国足湯ボランティア交流会」の1日目が10月31日、国文キャンパスM棟302教室で行われた。都市安全研究センターと学生震災救援隊が主催として呼びかけ、関西だけでなく北陸や東北の学生らも参加。足湯の講習会や研究交流会を行い、足湯に対する理解や認識を深めた。1日には講演会やパネルディスカッションが行われる予定。【11月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

 交流会には神戸大のほか、阪大、神院大といった関西の大学、地震の被災地で活動する長岡技大、金沢大、東北福祉大から約20人の学生が参加した。また各大学ごとでの活動に加え、平成19年には大学の枠を越えた「中越・KOBE足湯隊」を結成。神戸大や被災地の長岡技大の学生を中心に、被災地での活動を通じて交流を深めた。
 1日目では、被災地NGO協働センターの吉椿雅道さんが学生らに足湯をレクチャー。見るだけではなく、学生らも実際に足湯を行い理解を深めた。
 その後、学生らの活動紹介と交流研究会が行われ、足湯に持つ思いや活動の意義について議論した。中越・KOBE足湯隊で代表を務める鈴木孝典さん(国文・2年)は、「(被災者が足湯を通じて)改めて自分たちの地域を自慢できることで癒されるのでは」などと足湯活動の意義に触れた。

 1日には被災地NGO協働センター代表の村井雅清さんによる講演や、社会人、学生らによるパネルディスカッションを瀧川記念館で行われる予定。(記者=伊崎春樹)

【写真】足湯について経験談を話す「中越・KOBE足湯隊」代表の鈴木さん(10月31日・国文キャンパスで 撮影=伊崎春樹)

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◎敗れ残留がけっぷち 関西フットサルリーグ第9節

 関西フットサルリーグ第9節、神戸大−フュンフバインが10月31日、西宮市民体育館で行われた。リーグ戦未勝利の神戸大は、1−2で敗れた。これにより勝ち点は1点のままで最下位、リーグ残留圏の10位クロタロ奈良とは勝ち点差6となった。神戸大は次節で敗れれば、他チームの結果次第では関西リーグ昇格5シーズン目にして初の降格が決まる。【11月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

 リアリティを増す「降格」というプレッシャーを、振り払うことはできなかった。

 勝負は一瞬で決まった。開始2分に失点、同2分にすぐさま落(工・3年)が同点弾。だが1分後にセットプレーから失点を喫した。全得点が動いた2分間に「100できるやつが98しか出せなかったスキを突かれた」と石村主将(工・4年)は悔やむ。それ以外の時間帯ではほぼ完ぺきな守備を見せ、チャンスも多く作っただけに痛恨の2分間だった。

 チーム状況は上向きつつある。掲げるスタイル「堅守速攻」のうち、「堅守」に関しては完成してきた。あとは「速攻」。エース東中(発達・4年)が引退し、個人技で状況を打開できる選手は少ない。チーム全体で守備から攻撃へ切り替え、ときにはしたたかにネットを揺らすこと。言葉にすれば簡単だが実際に行うのは難しい。けれどもこのままなら、最悪の結果が待ち受けている状況に変わりはない。「ほんっとに落とせない。準備できることは全部やる」。主将が悲壮な決意を口にした。

 次節は11月14日、八幡市民体育館でSWHと対戦する。(記者=深江友樹)

▽残留争い
8位 だいふごう  勝ち点8(残り試合3)
10位 クロタロ奈良 勝ち点7(残り試合2)
11位 TOY    勝ち点6(残り試合2)
12位 神戸大    勝ち点1(残り試合3)
※下位2チームが府県リーグに自動降格


●関西フットサルリーグ第9節(10月31日・西宮市民体育館) 神戸大 1 1−2 2 フュンフバイン
      0−0
【神戸大】落(前半2分)

【写真】石村主将(中央)が体を張った守備を見せる(10月31日・西宮市民体育館で、撮影=深江友樹)

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