【MLB】J.ジラルディ監督、「マツイの存在は大きかった」

　ニューヨーク・ヤンキースが4日、地元で行われたフィラデルフィア・フィリーズとのワールドシリーズ第6戦に勝利し、9年ぶり27度目の世界一に輝いた。なかでも、この日3安打6打点と大爆発し、シリーズMVPとなった指名打者・松井秀喜の活躍が光った。

　ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は試合後、松井について聞かれると、「彼は今年、450打席以上プレーしてきた。もし毎日試合に出れたなら、130打点を挙げ、驚くべき活躍を見せたことだろう。そして今夜、その存在は大きかった。第1打席でのペドロ（・マルティネス投手）との対戦はタフだったが、ヒットで常にうちをリードさせてくれたことは、極めて重要だった」とコメント。マルティネスから先制2ランを放ち、その後も2打席連続で2点タイムリーを放った松井を絶賛した。

　また、2003年の本拠地開幕戦でグランドスラムを放ち、この日と同じようにアンディ・ペティット投手に勝ち星をプレゼントした松井について、「マッティ（松井の愛称）は出会ったときからずっと勝負強い選手であり続けた。とにかく勝負強いんだ」と印象を語っていた。