町民大会では子供から老人までが声を合わせて「がんばろう」と気勢を上げた=7日午後5時48分、沖縄県嘉手納町、藤脇正真撮影
町内をデモ行進する集会参加者たち=7日午後5時57分、沖縄県嘉手納町、藤脇正真撮影
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先をめぐり、岡田克也外相が打ち上げた米軍嘉手納基地への統合案に反対する同県嘉手納町の町民大会が7日夕、開かれた。同町や婦人会、PTAなど24団体が呼びかけ、2500人(主催者発表)が参加。「嘉手納統合案は新たな基地負担と犠牲を強いるもので、断じて許されない」とする反対決議を採択した。
決議は、統合案について「13年前に町民の猛反発にあい、選択肢から既に消えていた案。再び持ち出すことは町民の心を踏みにじるものだ」と指摘。岡田外相の発言に対し「厳しく抗議し、撤回を求める」としている。
大会後、参加者は「基地被害の拡大は許さないぞ」「静かな夜を返せ」などと大会スローガンを訴えながら、約1キロにわたってデモ行進した。