沖縄県嘉手納(かでな)町で7日、「米軍普天間(ふてんま)飛行場の嘉手納統合案に反対する町民大会」(町など24団体でつくる実行委主催)が基地そばの広場であった。約2500人(主催者発表)が参加し、「町民に新たな犠牲を強いる統合案は容認できない。断固反対する」と決議した。大会後、町内約1キロをデモ行進した。
岡田克也外相が普天間の米空軍嘉手納基地(嘉手納町など)への統合案の検討を表明。町や議会が「これ以上の負担は耐えられない」として大会開催を呼びかけた。
実行委員長の宮城篤実(とくじつ)町長は「騒音の負担軽減などで政府に裏切られ続けてきており、この話は絶対に受けられない。不退転の決意で統合案を粉砕しよう」と決意表明。会場は拍手に包まれた。【井本義親】
毎日新聞 2009年11月7日 20時44分(最終更新 11月7日 21時48分)