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ナビスコ杯表彰式問題、川崎賞金自主返上へ

2009年11月6日

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 Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ決勝後の表彰式で1部(J1)川崎の選手が非紳士的な態度を取った問題で、川崎の武田信平社長は5日、大会の準優勝賞金5000万円を自主的に返上することを決めた。武田社長らの減給とガムをかんで表彰式に臨んだDF森勇介の出場見合わせを発表。主力選手が東京都内のリーグ事務局を訪れ、鬼武健二チェアマンに謝罪した。

 クラブ側の不手際などを理由に、獲得した賞金を主催者に返上するケースは極めて異例。全額受領されれば、昨年に浦和が支払った過去最高額の制裁金(2000万円)を実質的に上回る。

 武田社長は選手、スタッフの総意とし、「すべてが許されるものではないが、一つの誠意の証し」と説明。鬼武チェアマンは「申し出を受けるかどうかも含めて検討する」と話した。

 また、同社長と福家三男強化本部長、庄子春男強化部長を減給10%(3カ月)とする社内処分を決定。森については、少なくとも公式戦1試合の出場を見合わせる。

 チームはこの日午前、約1時間のミーティングを行い、武田社長は私生活から律し、フェアな戦いで信頼回復に努めるよう選手に訴えた。その後、主将の伊藤、選手会長の井川がリーグ事務局を訪れ、鬼武チェアマンに直接謝罪した。

 伊藤は「タイトルに懸ける意気込みが強すぎ、頭が真っ白になって軽率な行動を取った」と神妙に話した。選手全員が、出場試合に応じてクラブから分配される準優勝ボーナスを受け取らないことも申し合わせた。川崎は4試合を残すリーグ戦で現在首位。天皇杯も11日に3回戦を控える。

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