九州電力は、国内初のプルサーマル発電が計画されている、佐賀県の玄海原子力発電所・3号機の原子炉を、あすから稼動させると発表しました。

事実上の「プルサーマル発電」開始で、今月9日には試験運転が始まる見通しです。

佐賀県の玄海原発3号機では、先月15日から18日までの4日間にわたって、プルサーマル発電に向けたMOX燃料の装てん作業が行われました。

九州電力によりますと、16体のMOX燃料を装てんし、準備を進めていましたが、あすの午前11時から原子炉を稼動させるということです。

その後、核分裂が連鎖する臨界に達し、今月9日にはプルサーマル発電の試験運転が始まり、3号機は段階的に出力を上げていき、来月2日には本格的な運転に入る見通しです。

九州電力では、「地元の皆さまのご理解・ご協力を得ながら、プルサーマル計画を進めてまいります」と話しています。