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松井秀 第6戦ニューヨークで決める!

<フィリーズ・ヤンキース>9回、代打出場の松井秀喜は左前安打を放つ
<フィリーズ・ヤンキース>9回、代打出場の松井秀喜は左前安打を放つ
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 【ヤンキース6−8フィリーズ】9年ぶりの世界一へ王手をかけていたヤンキースは2日(日本時間3日)、フィリーズとのワールドシリーズ第5戦で、3点リードを許して迎えた9回に代打で出場した松井秀喜外野手(35)が左前打でチャンスをつくったが、あと一歩反撃及ばず6−8で敗れた。第6戦は再びニューヨークに舞台を移して4日(同5日)に行われ、松井は再びDHで先発復帰する。

 歓喜は持ち越されたが、松井の表情は明るかった。あらためて自軍の底力を感じ取ったからだ。

 「8、9回に非常にいい攻撃が出た。自分たちに自信が持てる攻撃だった」。7回を終了して2―8とフ軍のワンサイドゲーム。この勢いを殺した。8回に3点を返すと、9回無死二塁から耳をつんざくブーイングに出迎えられて松井が代打で登場。カウント1―2から右腕マドソンの外角速球を左前打し、一、三塁と好機を広げた。これで今シリーズは2本塁打を含む9打数5安打、打率・556。「高めだったので、上から叩くような感じでうまく打てた」。後続が凡退して1点で終わったが、相手にあらためて脅威を植え付けるのに十分な反撃だった。

 世界一を懸けた戦いは舞台を再びニューヨークに移し、本拠地に戻ることで松井はDHとして先発復帰する。敵地で世界一が決まっていれば、もう袖を通すことがなかったかもしれないピンストライプのユニホーム。そして来季の去就が不透明な今、ヤンキースの一員としては最後の試合になる可能性もある中、「(そんな思いは)ないですよ、全然。とにかくDHがまた戻りますからね。まだ1つリードしているけど、次の試合で決められるようにしたい」と言い切った。

 第6戦のフ軍先発はマルティネス。05年までは打率・143と封じられた“天敵”だったが、4年ぶりの対戦となった今シリーズ第2戦では決勝弾を放った。海を渡るときから、松井自身「特別な存在」と評してきた右腕は“最後の敵”にふさわしい。

 「(打撃の)状態はいい。結果が出るようにいつも通りやるだけ」。短い言葉に決意を込めた松井。自らのバットで、メジャー7年目での悲願を成就させる。

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