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新型ワクチン接種、副反応は0.009%―重篤例は0.0007%

10月28日20時36分配信 医療介護CBニュース

 厚生労働省は10月28日の記者会見で、新型インフルエンザワクチン接種による副反応の頻度は0.009%で、うち重篤症例は0.0007%とする暫定値を発表した。厚労省の担当者は、報告頻度が例年の季節性インフルエンザワクチンより高いと考えられるため、単純に比較できるデータはないとしながらも、「今すぐ接種をやめなければいけないような、大きな問題を示すデータではない」との見方を示した。

 19-23日に受託医療機関で接種した人について、26日夜までの副反応報告を基に計算した。報告数は重篤な副反応が6例、非重篤の副反応が75例の計81例で、接種者数は医療機関納入数と同じ85万人と推定した。
 厚労省の担当者は、実際の接種者数が納入数を下回る可能性があるため、「あくまでも暫定値だ」としながらも、医療機関から納入量を上回る入荷希望があったことなどを踏まえ、「大きな変動はないだろう」としている。

 厚労省は、正確な接種者数を1か月ごとに集計し、それに基づく副反応の頻度を順次公表する方針だ。


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最終更新:10月28日20時36分

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