訴えた理由-日本が危ない!

黒真珠のできるまで

「サラの日記」 を読んでくださる皆様へ

多くの励まし感謝致します。

本日は短く書かせて頂きます。体調が戻り次第、詳細記事は続けます。

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私の故郷には黒真珠の養殖で有名な川平湾があります。

黒蝶貝を開き、肉片にメスを入れます。丸い核を入れるともう一度、貝を海底に戻します。

肉を切られた黒蝶貝は、傷を元に戻そうと懸命に細胞分裂を繰り返し、核を巻いていきます。

傷が治ると、黒蝶貝の仕事も終わり、生まれ出るのは、高貴な宝石、黒真珠です。

石垣島に住む全ての人に豊かさがゆきわたりますように。

南の合衆国ならではの特徴を活かし、優秀な人材が伸び伸びとその才を発揮できますように。

子供達が豊かな自然と、豊かな人材に守られ、これからも健全に育ちますように。

私の入れたメスの切り口が、本物の真珠を生み出すきっかけとなりますように。

切られた痛みがなくては、核を巻く、治ろうとする爆発的生命力は出てきにくい、そう思います。

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田母神氏論文(2009年10月26日)

何故、訴えるか。

日本が危ない! 

過激な言葉だが、この言葉以外、見つからない。

目からウロコが落ち、沖縄全体に覆う闇から私は、今、脱カルトを果たした心境だ。それが、

2002年9月15,16日という7年前の事件を、私的解決ではなく、公的な解決へと視点を変えさせた。

現職の石垣市長に性的暴行を受けた。事件直後、本人から示談の申し出があった。本人提示額、2000万円。私の年収を体調回復年数にかけた額。

2004年、7月に50万円の振込みがあった。

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加害者に全て決めさせるのも不本意だったが、公開は困るという本人の意向に7年の歳月が経った。当然、忘れていたわけではない。詳細は、別で書いているので、ここでは割愛する。

2009年、8月。

日付は覚えていない。友人へ送るポストカードを買うために本屋へ夫婦で出かけた。

市長にとっては不幸、私にとっては、天命を聞いたとも思える日。

事件後、夫がニュース断食として、私からTV、新聞、雑誌等を遠ざけていた。

本屋の中央に平積みのコーナーがあり、山積みの間が一部窪んでいる。

「WiLL」

自衛官の制服姿の男性がまっすぐこちらを見ている表紙だった。売れているのだろう。残り3冊。他は山積みだ。

まっすぐな目を見るのは、とても久しぶりな気がした。温かく懐かしい感じがした。

手を伸ばして読んでみた。久しぶりに活字に触れた。

「田母神論文」

さっと読んだ。コミンテルン、ふと何かがわかった。

夫を探した。活字は断食中だ。だが見当たらない。本を置いて夫を探す。

途中、ふと妙な視線を感じて一冊の写真集に目がいく。沖縄コーナーだ。

避けたい場所。だが女性の目が重なるように表紙になった写真集に手が伸びた。

気味悪かったが、著者を知っていた。めくって、著者のYさん一家が家族で芸術を語り、反戦を語っているのを読んだ。

続いて、亀甲墓を背景に、女性のヌーディな足が大胆なV字で逆さに撮られている。

あまりにも気分が悪くなり、写真集を置いた。

まだ反戦を武器に商売する輩が存在していたのか。卑怯だなと不快感が増す。

沖縄で反戦を語れば金になる。日本が危機にあるというのに、どこからまだ金をむしり取ろうとするのか、いつまで自虐ネタで、新聞社とつるんで商売する気か。

いっきにそんな思いが涌いた。自分でも驚いた。

私も新聞社から文学賞をもらったことがある。その時の審査員の先生に呼ばれた。

私が特別押した。あなたはここでは芽が出ない。中央に来なさい。

当時は意味がわからない。1990年のこと。

そのあと、私は軍用地主の資産家の息子と結婚した。反戦運動に関する県民大会へは必ず参加すること。そして山積みのお金の配分。軍用地代金が山分けされた。運動は、この金とセットだと気づいた。すぐにその家を追い出された。

反戦運動をすれば金や地位が手に入る仕組み。私には肌に合わないことだった。反戦小説も肌に合わなかったのだろう。一度も書いていない。

私は、自己憐憫が好きではない。

自分で撒いた種は自分で刈る、自己責任。生き方だけははっきりしている。

たぶん生理的に「沖縄カルト」 に嫌われ、追い出され続けてきたのだと、だんだん思い当たる。

田母神元空幕長の写真にまた足が止まった。

軍人は人を殺す、それが沖縄の教えだ。

写真集のYさんご一家は温厚ないい人たちで通っている。

戦争など見たこともないはずの娘さんが、反戦を武器にした写真集。写真家は変われど、何度か目にしてきた写真集のパターン。

二つの対比で、夢から覚めた。完全に「沖縄カルト」 から醒めた。

誠実と温かさを田母神氏から、偽善と残忍さをY家から、感覚がそう捉えた。

「反戦商人」 日本人を潰すのは、「沖縄カルト」 彼らのほうだ。

全身総毛立つ経験だ。逆転した。

「買っていい?」

夫が、いいよと答えたので、7年ぶりに雑誌を買った。

いっきに読んだ。目からウロコが落ちたので、はっきり読める。何度も読んだ。

その夜は、夫も息子も読んだ。一週間、奪い合うように3人で読んだ。

私達は完全に目が醒めた。

仕事をまっすぐ誠実に続けて極めていくと、どんな分野でも人は大切な何かを知る。私欲を超えた公的な貢献、仕事の匠は、それを捉える。

戦争は嫌です。ですが実践のスピリッツを問われて、ある、ときっぱり答える。田母神氏は仕事人だ。どんな仕事に就いておられても一流になられる方、それが伺える。

誰が読んでいるか、聞いているかもわからない、「時の人」 の発言。それも元幕僚長。

あの答え方の聡明さは類をみない。微妙な質問だった。

そのあと、私は、石垣市長が犯した事件と、私の兄が新聞社に叩かれ続けた事件の繋がりに気づく。そして、沖縄の政治家の実態、弁護士の関わり、左翼運動家の存在、蔓延する全体主義を知った。

本屋からわずか2週間。

「沖縄カルト」 の中で、あわや私は現職の石垣市長の性的暴行事件をなしにする、という愚かな事をしてしまうところだった。

そのまま体験したことを忠実に書く。届ける。これが私の受けた天命。

戦う前に、武士の習いとして、一度は示談を受けたので、再度確認を取った。

日付を決めた。そのあと全てを公開しますという条件をつけた。

市長は、私がまだ、「沖縄カルト」 の信者で、脅せば黙ると思ったようで、市長本人しかかけられない、いわば、ホットラインから脅迫の電話をかけてきた。

2004年3月31日まで私は公務員であった。

当時市民に報告する義務があったにも関わらず、私の弱さゆえに7年が過ぎた。

石垣市民に深くお詫び致します。私も本来、まっすぐに仕事を愛する家族を愛する者です。

そこに立ち返り、自分のすべきことを果たす、日本に住む社会人として忠実な者でありたいと思います。

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