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【静岡】

ガスボンベが爆発し6人重軽傷 富士スピードウェイ

2009年11月2日

カセットこんろで調理中

 1日午後零時35分ごろ、小山町中日向の「富士スピードウェイ」内にあるドリフト走行コースの駐車場で、男女のグループが昼食の調理で使っていた家庭用カセットこんろのガスボンベが爆発。19〜44歳の男女6人が顔や手などにやけどを負った。

 御殿場署によると、茨城県筑西市の水柿ゆうかさん(19)▽同県土浦市板谷の川上真利さん(25)▽栃木県高根沢町上柏崎の会社員古口睦美さん(28)▽宇都宮市上欠町の三好由美さん(26)−の4人が重傷。それぞれ意識はあるという。このほか、名古屋市守山区と東京都練馬区の女性が軽傷。

 6人は同コースであったレースの出場者などとして来場。他の数人を含めてこの日に知り合い、互いが持ち寄った食材や調理道具で昼食を作っていた。テントの下で3つのこんろをテーブルに置き、フライパンで肉などをいためていた際にボンベ1個が爆発した。男女2人が調理していたらしい。フライパンの直径は30センチで、こんろの横幅とほぼ同じだった。

 同署は、炎を当てていたフライパンの熱がボンベに伝わり、ガスが膨張して爆発したとみている。

 ガスボンベのメーカーの中には、ホームページなどで2台以上のこんろを並べて使用したり、こんろを覆うような調理具を使用した場合、ボンベが過熱して爆発する恐れがあることを警告しているケースがある。

 同署によると、レースには約130人が出場し、観客約1000人が訪れた。爆発時は昼休み中でレースは予定通り行われた。

 主催した中古車販売店の男性店長(35)は「『ポンッ』という音が一度聞こえた。爆発した場所でテントの屋根が飛んだようだが、大きな混乱はなかった」と話した。

 

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