艦隊機移駐計画撤回を 岩国市民大集会に900人
2009年11月3日(火)掲載
大集会で「母艦載機も愛宕山米軍住宅もいらない」と気勢をあげる参加者ら=2日午後7時半すぎ、岩国市民会館
米空母艦載機も愛宕山米軍住宅もいらない!と訴える「米軍再編を考える市民大集会」が2日夜、岩国市民会館大ホールで約900人(主催者発表)が参加して開かれ、在日米軍再編に盛り込まれた米空母艦載機岩国移駐計画の撤回などを求める集会アピールを採択した。
大集会は艦載機岩国移駐や愛宕山米軍住宅化に反対する岩国市の政治グループ「草の根ネットワーク岩国」や県議、市議グループ「議員有志の会」など9団体で構成する「大集会を成功させる会」実行委員会(岡田久男代表)が主催。米軍再編・基地機能強化反対の運動を続ける声を「米軍再編や在日米軍基地の在り方を見直しの方向で臨む」としている新政権や県知事、岩国市長に改めて求めようと開いた。
実行委の岡田代表が「米軍再編に反対する運動を粘り強く続けよう」とあいさつ。ゲストの藤谷光信参院議員、草の根ネットワーク代表の井原勝介前岩国市長が、平岡秀夫衆院議員と3人で防衛、外務両大臣と面会し艦載機移駐見直しを要請したことを報告。神奈川、沖縄から駆けつけた国会議員らが連帯のあいさつをした。
次いで、艦載機岩国移駐計画の撤回▽愛宕山開発跡地を国に売却しない▽米軍再編容認と引き替えの民間空港再開計画の中止―を求める集会アピールを採択。最後に参加者全員が「艦載機」「愛宕山」のイラストに×印が書かれた紙を掲げ、「母艦載機も愛宕山米軍住宅もいらない」と気勢をあげた。
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