2009年11月3日 10時7分更新
在日アメリカ軍の再編に伴って空母艦載機部隊の移転先となっている岩国市で2日、再編に反対する市民集会が開かれました。
この集会は在日アメリカ軍の再編計画の見直しを求めている地元の市民グループが開いたものでおよそ900人が参加しました。
このなかで岩国市の前市長で艦載機部隊の岩国基地への移転計画の撤回を訴えている井原勝介さんが「政権交代が実現してわたしたちの意見が国に届きやすくなりました。今こそわたしたちの声を国に届けましょう」と訴えました。
集会では艦載機部隊移転の差し止めを求める裁判など、再編関連の裁判の4つの原告団の団長があいさつし「みなさんの支援が大きな力になります」などと市民が団結して活動する必要性を訴えました。集会は最後にアメリカ軍基地を抱えるほかの自治体と連携を強めて活動するとともに日米両政府に対して空母艦載機部隊の移転計画を撤回するよう求める決議を採択しました。
集会を開いた市民グループは決議を日米両政府に送ることにしています。