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時間とともに

2009-11-02

id:matasaburo 氏ブログへのコメント投稿理由について

16:16

本日のエントリーは、id:matasaburo氏と氏のブログ読者の方々のためのものです。

私は、id:matasaburo 氏(以下、「氏」と呼ばせていただきます)の2009年10月30日付けのダイアリーに言及されているコメントを書いた張本人です。これより先を読み進める前に氏のダイアリーと私のはてなハイク http://h.hatena.ne.jp/id/kuwashd3000 をご覧ください。これまでの話がある程度お分かりになるかと思います。



よろしいでしょうか。

では、件名について説明します。氏より「謎かけのような文章ではなく、端的に書いていただきたい」とのご要望がありましたので、形容詞副詞の使用を極力省いた記述を心がけることでご要望に応えられればと思います。ただし私の怒りを伝えるためにそれらを使用する必要があると判断した場合はその限りとはいたしません。なおそれに伴い、以下に述べる私の思いの濃度は7%程に希釈された形で掲載していることをご理解ください。

先月初めころだったと思いますが、私はたまたま氏のブログにたどり着き、サザエさんに対する氏の分析と講評に大変な感銘を受けました。そして私の近くにいる誰かにこのブログを読んでもらいたいと思いました。

そこで思い当たったのが、私の大学の先輩です。この方は先月末ご結婚され、つまり当時はご婚約中でした。私はその先輩から披露宴へのご招待を頂いておりました。

しかし当時(現在もですが)私の父はうつ病休職し通院治療と自宅静養中、母は子宮筋腫摘出手術直後で退院前という状況で、私は大学に通い授業に卒論執筆に大学院入試の準備に学費工面のためのアルバイトに家の周りのことにと忙しく、また披露宴の日時が父の病院での家族プログラム(通院先の職員さん?が患者の家族に対して病状の理解や望ましい接し方を説明する講義のようなもの)と重なっており、披露宴への出席はやむを得ず見送らせていただくこととなりました。

出席できなくても、大変お世話になった先輩の結婚ですから、なんとかして祝意を伝えたい。私はすでに定番ではありますが夫婦湯のみをお祝いとしてお送りさせていただいていました。ほかに何かないか。お金はこれ以上かけられない、別の形の何か。

氏のサザエさん批評はその先輩の笑いのツボにぴったりはまる、結婚祝いにはならないがお二人の今後に笑いがあふれるきっかけになってくれたらいい、氏のブログにはそれを実現してくれそうな縦横無尽の知性とセンスがある、物とは違いブログなら更新されるからその都度長く楽しんでもらえる、そう思い私は先輩に氏のブログを紹介しました。


まあ、私のこの判断が間違いだったんでしょうね。


先輩にブログを紹介して数日後、私に先輩から電話が入りました。

「お湯のみ届いたよ、ありがとう、大事に使わせてもらうよ。ところで教えてくれたあのブログだけどさ、」

このあと先輩が、本当に温厚で気配りのできる先輩が、氏のブログをどう評したか、

もう、よっぽど書いてやりたいのですが、先輩の名誉のために伏せます。もちろん、氏の精神衛生のためにもです。

濃度を3%程に希釈して記述すると、先輩は氏のブログの下品さを罵倒しました。先輩のものとはにわかに信じがたいほど軽蔑した口調と露骨な表現で。

そんなはずはない、と私はうろたえて家へ直行し氏のブログを見ました。

私は私の目を疑いました。

そこには先輩の指摘のとおり、三児の母(なんですよね?)のそれとは思えないほど下品で猥雑な内容が新規掲載されていました。

結婚直前の夫婦に激しい嫌悪感を与えるには十分すぎるほど。


ここで氏に怒りをぶつけることなく、氏の知性と品性に対する私の短見を素直に認め反省するほどの余裕は当時の私にはありませんでした。現在の私にもあるかどうかわかりません。


贈られたものが気に入らなければ捨てればいい。しかし紹介されたブログは今後も更新を続けるでしょう。私はそれが許せなかった。もう更新をやめてほしかった。今でもやめてほしい。

私のこの文章を読んでおられる方の大半は氏のブログの愛読者でしょう。対象が何であれ、それを好きな人がいれば、嫌いな人がいる。自然なことです。

さて、ここで問題なのですが、氏のブログを好きだという方と、嫌いだという方とでは、どちらが多いんでしょうかね。

一つだけ言えるのは、好きだという方の数を数えることは可能ですが、嫌いだという方の数を数えることは原理的に不可能だということです。好きな人はスルーしませんが嫌いな人はスルーするからです。

一体どちらが多いんでしょうかね。

別に少なくてもいいんですけどね。

ここで安易に自分の立場を多数派と決め付けて話を進めるのは知的肺活量(@武田鉄矢)の少ない日和見野郎の典型的な振る舞いですからね。

ともかく存在するということです。

あなた方は氏のブログに対して激しい嫌悪感を覚えるタイプの人間がいるということにまで思考のリーチ(@平川克美)が届いていますか。

届いてないんじゃないですか。だから、

「なんでお前はその糞みたいなブログをいつも見に来てるの?」id:verizon

「その人にとって読む価値がないなら読まなければいい.」id:fantastictakefumi

といったブックマークが出てくるんじゃないでしょうか。

まあ、同じ穴の狢とはよく言ったものですよね、お好きになさってください。

異論のある方、受け付けます。そういう方たちのために、今回の説明を私のブログで執り行ったんです。

ブックマークなんて遠慮せずに、コメント欄へどうぞ。


どうでしょうか、id:matasaburo 氏。端的かどうかはご判断にお任せしますが、謎かけなど一切していないことについてはご納得いただけますか。

また、端的でないとのご指摘には己の文章の稚拙さを素直に恥じるまでですが、「謎かけのような文章」とのご指摘につきましては私の未熟さゆえ今ひとつ納得できておりません。今後の成熟の糧としたいので、もう少しだけ具体的にご指摘ご批判いただければ幸いに存じます。

なお、通報なさるかどうかについてもご判断にお任せします。



最後に、今回の私の過ちから得た教訓を述べて終わります。

このブログの目的は猥雑な記事をばら撒いて公衆の民度を下げることではなく、

自身の悩みや過ちを書き残して自身の成熟のための里程標を打つことですから。



教訓その1. 結婚祝いにブログの紹介はおかしい。せめてもう少し熟慮してから行動すべし。

教訓その2. ネガティブコメントをわざわざ英語で、別アカウントで投稿するのはよくない。氏の言うとおり率直に意思表示したほうが話が早い。

教訓その3. ブログネガティブコメントがついただけで身の危険を感じ、脅え、消耗する人がいることをよく覚えておく。自分の行動の与える被害見積もりを上方修正すべし。

追記:伝えたいという感情が強ければ強いときほど、冷静な語り口で述べた方が逆に感情が際立つ。センセーショナルな語り口はワイドショーレポーターに譲っておこう。

以上です。長文お疲れ様でした。

matasaburomatasaburo 2009/11/03 00:41 matasaburoです。私のブログが品性下劣な内容を含むことは、私としても全く異論はありません。あなたの想像の通り、私のブログを読んで不快な思いをされる方は相当数いらっしゃると思います。その感じ方がおかしいとも思いません。その私のブログを紹介してしまったために、あなたとあなたの先輩に不快な思いをさせてしまったことについては、わたしの本意では勿論なく非常に残念に思います。またあなたのお怒りから察するに、非常に大事な先輩であったと推察されますので、その方に不快な思いをさせてしまったことであなたが非常な怒りを覚えたことは多少なりとも理解しました。また、ブログのプロフィール欄にでも「このブログは下品な内容を含みます」というような断り書きを入れておく等の対策をしておけば、そういう事態を回避できたかもしれないということを考えると私にも非があったと思います。その点はあなたのエントリーを読み、あなたやあなたの先輩に対して申し訳ないとも思い、反省を致しましたので早速プロフィール欄の位置を一番上に変更し、但し書きも加えることにしました。
 あなたにしてみればそれだけでは不十分で、ブログ自体を閉鎖してほしいのだと思います。私としても今回の件では非常に恐ろしい思いをしましたので、現在のところ新しい記事を書く気力はないのが実情です。ですが、私は私のブログの内容が品性下劣ではあることは認めても、社会的に許容されないほどの内容であるとは思っておりませんし、どなたかの基本的な人権を侵害しているとも思っておりませんので、快・不快という主観的な基準に基づく要求を受けて閉鎖したくはないのです。あなたの要求を受け入れて、私のブログが閉鎖したとしても社会的になんの不利益もないことは認めますが、もし一部の人に不快感を引き起こすということを理由に表現が奪われというようなことが常態化すればそれがどれほど危険な社会であるかは私でも想像がつきます。また、あなたは「公衆の民度」云々というようなことを仰っておられますが、少なくとも私のブログに公衆の民度に影響を及ぼすような力はございません。読者の数を考えてみて下さい。また読んでくださる少数の方々も、大方は「こんな馬鹿なやつもいるんだな」とか思いながら読んで下さっているのだと想像しておりますし、私自身も息抜きくらいになれば嬉しいなと思って細々と書いているだけです。その程度のブログを閉鎖に追い込むことにどれだけの意義があるのか私には理解できないのです。あなたもこのエントリーの中で表明されているように、あなたご自身に表明すべき価値観があるのでしたら、あなたご自身の表現としてあなたのブログ等でそれを表明していくことが最善の道なのではないでしょうか。ただし、これも繰り返しになりますが、私のブログに不快感を表明する自由はありますし、あのブログは質が悪いので読まない方が良いと宣伝されることにはなんら異議はございません。むしろそうした活動によって一種のゾーニングのようなものが出来て、不快に感じる方々の目から私のブログが遮断されることは私にとっても有難いことだと思っています。
 私の基本的な立場は以上ですが、おそらくあなたとは最後のやりとりとなると思うので、これだけは言わせていただきたいと思います。先に述べましたように、私のブログには品性下劣な記述があり、それを読んで不快な思いをなさる方は少なからず存在することと思います。ただ、私自身の立場で考えた場合、やはり私にとって不快なブログというのは存在するわけですが、それらのブログに対して「そのブログを閉鎖せよ、さもなくば死ね」などという言葉を投げつけたことはただの一度もないのです。あなたはそれをちょっとしたネガティブコメントと思っておられるようで、あの程度でギャーギャー言う人間がいることに驚いておられるようですが、あのような発言はあなた自身の信頼を失う行為でもあることはあなたの今後のためにもご理解いただきたいと思います。また私はこれまでの人生のいかなる場面でも、子を持つ親に対して「あなたが、あなたの子どもを気違いにするのは自由だが」などという言葉を吐いたことも一度もないのです。こんなことを言っても無駄であることは重々承知しておりますが、わたしは自分の子供たちの存在を誇りに思っておりますし、自分なりに大切に育てているつもりです。私自身のブログの記事内容から私の子どもまでが侮辱を受ける所以はどこにもないと思っています。
 長くなって申し訳ありませんでしたが、私の方からは以上です。あなたの方で改めてご意見を述べられるのはもちろん構いませんが、それに対して私が応答することはもうないと思って下さい。最初にこのエントリーを書いて下されば、また違う展開があったのかもしれませんが、正直に申しあげて私はまだあなたが怖いのです。
 それから「謎かけ」についてですが、私があなたに削除を求めたHaikuでのエントリーなどが頭の悪い私にとっては謎かけのように感じたというくらいの意味です。あなたの表現が稚拙なわけではありません。

poccopenpoccopen 2009/11/03 01:11 はじめまして。poccopenと申します。
kuwashd3000さんとmatasaburoさんの一連のやりとりを見て、とても悲しく思っています。

恐怖は意志の自由を奪うものです。恐怖は何も生みません。
今回、matasaburoさんに恐怖を与えたことで、kuwashd3000さんは教訓の他に何を得ましたか?
そしてそれはあなた自身が望んだものでしたか?
あなたの先輩もそれを望んだのですか?

僕たちには、嫌悪感を理由に他人のことばを封殺する権利なんてありません。
そのことばが特定の人の名誉や信用を毀損するものでない限り。
あらゆる嫌悪を遠ざけておきたいのならば、ずっと目をつぶり、耳をふさいで生きていくほかないでしょう。

多様な価値観を許容できる寛容さもまた、民度を推し量る一つの尺度だろうと思います。
kuwashd3000さんにもそんな心の余裕が生まれることを願っています。

先輩やご両親、そしてkuwashd3000さんご自身のお体をどうか大切になさって下さい。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/11/03 11:26 君のような感じ方をする者が仮に多数派だったとして、だから何なのだね?
それと
僕の感覚としては、君の書いたこのブログ記事は、
僕がここ最近見た記事の中でも最も救いようのなく破廉恥で卑しいものだ。
心底からの嫌悪感をもつ。
チミはチミのブログに対して激しい嫌悪感を覚えるタイプの人間がいるということにまで思考のリーチ(@平川克美)が届いていますか?


削除しろだの殺すなどというつもりは僕には毛頭ないがな。

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