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【天皇賞・秋】カンパニー、8歳で悲願達成

2009.11.1 18:55
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【天皇賞・秋】カンパニー、8歳で悲願達成
口取りに向かうカンパニーの横山典弘騎手=東京競馬場(撮影・佐藤雄彦)【フォト】

 第140回天皇賞・秋(1日、東京、GI、芝2000メートル)9頭の名だたるGI馬(海外勝利含む)を尻目に、横山典騎手の激しいステッキに呼応してカンパニーが末脚を伸ばす。そして栄光のゴール。8歳の古豪が堂々と秋の盾を制した。

 関係者の元に戻り、馬から派手に飛び降りた同騎手は満面の笑み。「パドックでまたがった時、今までで一番の状態だと感じた。他馬は気にせず自分の競馬をすることに徹したが、本当に強い競馬をしてくれた」とパートナーを褒めちぎった。

 父はミラクルアドマイヤ。地味な血統ながらデビュー当時から奮戦し、前走まで重賞を7勝してきたが、GIではあと一歩及ばず善戦続きだった。今回が13度目のGI挑戦でついに悲願を達成。しかも中央競馬史上初の8歳の高齢でのGI制覇となった。

 春、秋を通じて天皇賞初優勝の音無調教師は「能力が高いのは分かっていたが、運がなく悔しい思いをしてきた。本当にうれしい」と顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

 デビューから34戦目にして栄光をつかんだカンパニー。41歳の横山典騎手は「とてつもない8歳馬。この勝利はおじさん世代に力を与えられたんじゃないかな。僕もおじさんだけど…」。自身もパワーを分け与えてもらったようだ。



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