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近松の舞台を訪ねて 梅田墓などファンが見学 大阪
近松門左衛門の作品などに登場する梅田墓跡(大阪市北区)を中心に、近松文学の舞台を訪ねる見学会が16日開かれた。「NPO法人まちかど探検クラブ」(奥谷博理事長)が、梅田北ヤードの再開発で存亡の危機にある梅田墓の名を後世に残そうと企画。近松作品の愛読者や歴史ファンら約20人が梅田橋跡や露天神社、北向き地蔵などゆかりの地をめぐった。
一行は、アクティ大阪展望台から大阪駅北ヤード2期開発地を眺めた後、JR梅田貨物駅構内の一角に残る梅田墓跡地を見学。同クラブの島田浩三さん(66)から「梅田墓は地図には載っていませんが、浄瑠璃や歌舞伎に多用されるなど、大阪の文化や歴史を知るうえで重要」と説明。参加者は墓石に記された年号を調べたり、供養塔に手を合わせたりして江戸時代に思いをはせていた。
梅田墓跡地には鉄道・運輸機構が「無縁墳墓等改葬公告」を行っているが、改葬先などは具体化していないという。
見学会は11月21、28日、12月12日にも行う予定。参加費500円。問い合わせは同クラブの島田さん((電)06・6309・3590)。
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