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街を丸ごとエネ管理、温室ガス15%削減 大阪・梅田北ヤード (1/2ページ)
来年3月にも着工されるJR大阪駅北側の梅田北ヤード(大阪市北区)の先行開発区域で、最先端の環境技術を結集して街全体で一元的にエネルギー管理を行うことが29日、分かった。既存設備を導入する場合と比べ、温室効果ガスを少なくとも約15%削減できると、三菱地所など開発事業者が予測している。さらに屋外緑化や太陽光発電などの効果も積み上げる計画。開業後も街全体で省エネ活動に取り組み、「環境」をテーマとする2期再開発事業を先取りする「環境共生都市」のモデル形成を目指す。
開発事業者が大阪市に提出した北ヤードの環境影響評価準備書によると、予測の対象はオフィスや商業施設が入る予定のAブロックと、中核施設のナレッジキャピタル(知的創造拠点)やホテルなどが入居予定のBブロック。
開発事業者12社が一体的に環境対策に取り組み、高層ビルなど街全体の空調に最先端エネルギー管理システムを導入する。ビル群全体で、季節ごとに運転効率が最大になるよう空調機器を制御し、自然の風を換気に積極的に取り入れる。
また、ヒートアイランド対策として、先行開発区域(延べ床面積=約50万平方メートル)のすべての低層階屋上に緑化庭園計約1万平方メートルを配置する。
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