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国籍取得のため偽装認知、フィリピン人の女ら逮捕

10月29日12時43分配信 読売新聞

 子供に日本国籍を取得させるため日本人の男に偽装認知させたとして、警視庁は29日、茨城県土浦市乙戸、フィリピン人の無職イトウ・マリサ・フローレス(31)と、同市真鍋、飲食店経営内野道央(55)の両容疑者を偽造有印私文書行使の疑いで逮捕し、国籍法違反(虚偽の届出)容疑でも送検したと発表した。逮捕は27日。

 同庁によると、虚偽の国籍取得を禁じた改正国籍法(今年1月施行)での摘発は全国初。

 同庁幹部によると、イトウ容疑者は長期在留資格を取得するため、今年4月、フィリピン人男性との間に出産した6か月の男児の父親が、内野容疑者だとする虚偽の認知届を茨城県内の市役所に提出。同8月には、男児の国籍取得届を水戸地方法務局に提出した疑い。2人は容疑を認めている。

 改正前の同法では、外国人女性の子供を婚姻関係のない日本人の男性が認知する場合、胎児でなければ日本国籍を取得できなかったが、改正で出生後も国籍取得が可能になった。

 イトウ容疑者は子供に国籍を取得させ、自分の定住資格を得やすくしようと、この制度を悪用したという。

最終更新:10月29日12時43分

読売新聞

 

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