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大崎市民病院移転 東北大教授「英断」と評価

 宮城県大崎市は28日、市民病院本院(同市古川千手寺町)を同市古川郊外の市有地に移転させる方針を、市民病院改革プラン策定検討会議の委員に報告した。会議の議長を務めた辻一郎東北大大学院医学系研究科教授は「英断だ」と評価した。

 報告会は市役所であり、辻教授や住民らの委員13人が出席した。東北大は病院に医師を派遣する立場でもあり、辻教授は「市有地は非常にいい場所で、県北の拠点病院にふさわしい」と述べた。住民からは「移転を機に交通体系を整えてほしい」「市有地の地盤の弱さに対応した工法を考えてもらいたい」との注文も出た。

 検討会議は昨年、病院建設について外部の意見を聞くため設置され、病院を現在地に建て替える市の基本方針を承認して今年3月に解散した。市は今月、病院を移転させる方針に転換したため、委員に報告する機会を設けた。


2009年10月29日木曜日

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