ホームレスらの自立支援を目的に掲げた「無料低額宿泊所」などが、生活保護費を不当に管理していたとして、元入所者らが28日、千葉県の施設関係者らを刑事告訴しました。
28日、千葉県警に刑事告訴したのは、千葉市の施設などに入所していた2人の男性です。
告訴状などによりますと、千葉市稲毛区などに施設をもつ「厚銀舎」と、千葉市の任意団体「シナジーライフ」について、入所者の生活保護費を同意を得ずに不当に天引きしていたなどとして、業務上横領の疑いがあるとしています。
無料低額宿泊所をめぐって、元入所者が刑事告訴するのは初めてです。
取材に対し「厚銀舎」は、「原則すべてのサービスに必要な了解はもらっている」としていて、「シナジーライフ」は「やりすぎた部分もあったが、現在は改善された」としています。(28日11:01)