関門海峡の護衛艦衝突事故で北沢俊美防衛相は27日夜、防衛省で緊急記者会見。事故を起こしたのは25日に開かれたばかりの観艦式で、自身や鳩山由紀夫首相代理の菅直人副総理を乗せ観閲艦を務めた「くらま」とあって「規律正しく(行事を)できた船がこういう事故を起こし、遺憾と言うしかない」と厳しい表情を浮かべた。
政権交代後に初めて直面した、自衛隊の重大な不祥事。
北沢防衛相は自ら異例の会見に臨んだが、事故原因などを問う記者からの矢継ぎ早の質問に言葉に詰まり、赤星慶治海上幕僚長が隣まで来て、記者の質問に答えるなど“助け舟”を出す場面もあった。