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「改革の指針」効果なく海自でまた事故

 福岡・関門海峡で27日起きた海上自衛隊の護衛艦「くらま」とコンテナ船の衝突炎上事故。イージス艦「あたご」の衝突事故などを受けて海自は昨年末、規律の緩みなど組織に内在する問題を認めた「改革の指針」をまとめたばかり。しかし、その後も事故は続き、幹部は「なぜこんなことが起きるのか」と、一向に指針の効果が表れないことに頭を抱えた。

 海自は昨年2月のイージス艦事故後、「海自の根本的な体質改善を図る」(海自幹部)として「抜本的対策委員会」を設置。同年末、隊員の目的意識やプロ意識が希薄化したことが「不祥事の底流にある」と指摘した上で、隊員教育や艦長養成課程の充実などを盛り込んだ再発防止策「改革の指針」をまとめた。

 しかし今年1月に鹿児島県で、6月には青森県で潜水艦「おやしお」が続けて接触事故を起こし、海自内からは「気の緩みが消えていない」と不安視する声も出ていた。

 海自は今年に入り、海賊対策が新たな任務に加わり、護衛艦2隻とP3C哨戒機の部隊で約500人を派遣。「国内に残された部隊に負担が掛かっており、訓練がおろそかになっているのではないか」との指摘もある中、防衛省幹部の1人は「海賊対策やインド洋での洋上給油など、最近は海外派遣の話題ばかり見ていた。日ごろの緊張感が足りなかったのではないか」と表情を険しくして話した。(共同)

 [2009年10月27日23時37分]


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