西松建設と和解した元労働者らかつての現場へ報告
戦時中の強制労働をめぐる問題で、先週、西松建設と和解した元労働者や遺族らが、かつて働かされていた発電所を訪れました。安芸太田町の安野発電所。戦時中、工事に関わった強制労働者のうち、29人が亡くなったと言われています。26日、元労働者の邵義誠(しょう・ぎせい)さんらがこの場所を訪れ、西松建設と和解が成立したことを報告しました。邵さんらは西松建設に対して損害賠償を求めて提訴、おととし、最高裁は「1972年の日中共同声明で、個人の請求権もなくなった」と、邵さんらの訴えを退けました。ただ、最高裁は西松建設に対して、被害者救済への努力を求めました。そして、今月23日、異例とも言える和解が実現したのです。慰霊式を終えた元労働者や遺族らは、「これで65年前の悲劇が解決できた」と安堵の表情を浮かべていました。
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