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【衝撃事件の核心】金づるにした揚げ句に殺害 37歳女性教諭を“食い物”にした男 (1/3ページ)
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兵庫県加西市で5月、同県加古川市立中学の元教諭、児玉京子さん=当時(37)=が遺体で見つかった事件で、県警加西署捜査本部は遺体発見から4カ月後の9月、交際相手だった同県稲美町加古の無職、平間洋臣被告(28)=死体遺棄罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕した。交際相手を金づるにして、自身はパチスロなどギャンブル三昧の生活。学校の積立金を横領させるまで金を借り、揚げ句の果ては返済を免れるため首を絞めて殺害−。「明るく元気だった」という女性教諭を“食い物”にした卑劣な犯行が、捜査の進展とともに浮かび上がった。
■「事業失敗」と借金重ね
捜査関係者や知人らによると、児玉さんは知人の紹介で平成19年5月ごろ、平間容疑者と出会い、交際を始めたという。
平間容疑者は当時、土木会社を立ち上げていた。自宅近くにはパワーショベルなどの重機が並んでいたが、次第に経営が行き詰まり、多額の資金が必要となったという。
そこで目をつけたのが、交際していた児玉さんだった。平間容疑者は「事業失敗の穴埋めのため」との理由で児玉さんから借金を重ねた。その額は次第に膨れあがり、捜査本部が裏付けを取っただけでも1200万円にのぼっている。
ただ、借りた金の大半は、ポーカーやスロットなどの遊興費に充てた。高級車を乗り回す姿も度々目撃されており、当時を知る隣人も「どこにそんなお金があるのか謎だった」と感じていたというほど。
児玉さんは再三にわたり、電話や直接会ったときに返済を迫っていたが、さらに金を求める平間容疑者。蓄えが底をつきた児玉さんはついには、中学校の生徒の積立金にまで手を伸ばしてしまった。
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