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【法廷から】首を絞め火を付け…グータラ男が恩ある元妻に返した「仇」 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
腰痛を訴え仕事をすぐに辞めてしまう元夫を心配し、生活費の援助を続けていた献身的な女性は、たった一言放ってしまった非難の言葉によって非情にも殺された。
大阪市城東区の市営住宅で昨年7月、元妻の日高由美子さん=当時(46)=を殺し、遺体に放火して逃走したとして殺人と死体遺棄、現住建造物等放火罪に問われた無職、日高一裕被告(47)の初公判が9日、大阪地裁で開かれ、即日結審した。
「まだ言うのかと突き飛ばして口をふさいだら、その手が首に入って…。詳しいことはよく分からないですねえ」。遺体にガソリンをまき、火を放って逃走した元夫は法廷で、人ごとのようにつぶやいた。
× × ×
やせた体に短髪、緑色のフリースジャンパー姿で法廷に現れた日高被告は姿勢を正し、瞑想(めいそう)するようにじっと目を閉じていた。深い反省の表情にも見えたが、被告人質問でひとたび口を開くと、そのイメージは崩れ落ちた。
弁護人「犯行当日の7月7日、由美子さんが部屋に来たとき何をしていた」
被告「腰痛で寝ていた。僕は体を起こして『6月分の返済、もうちょっと待って』と言った」
弁護人「なぜそう言ったのか」
被告「由美子が怒っていたから。『働かれへんのなら、生活保護受けたら』と言われ、『僕が悪いのは腰だけなんや』と言うと『大の大人がそのくらいのお金も払えんのか』と。ほんまのことなのでつらく、突き飛ばした」
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