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【法廷から】パチンコで借金苦…模造爆弾で襲った先は (2/2ページ)
このニュースのトピックス:強盗事件
これら被害で生活に困窮した被告は、模造爆弾を使った強盗を思いつく。模造爆弾はカップ酒の瓶にくぎや粘土を入れたもので、映像制作会社で働いていたときに作ったことがあるものだった。
弁護人「事件を知ってどう思いましたか」
友人「犯罪と縁のない友人がこんなことをしたことが、何日か信じられなかった」
被告は何でも自分で抱え込んで、解決しようとする性格だったようだ。
弁護人「事件の原因は何と思いますか」
友人「パチンコの件は知らなかった。自分で問題を抱え込んでしまっていたのではないか」
弁護人「繰り返さないためのアドバイスは何かありますか」
友人「昔からの友人がいるので、相談してさらけ出してほしい」
弁護人「被告に言いたいことはありますか」
友人「20年の付き合いだから、いいところばかり見せずに、何でも言ってくれればみんな助けてくれる」
母親も被告に向けて更生へのエールを送った。
弁護人「最後に被告に言いたいことがあれば述べてください」
母親「あなたの病気はパチンコに凝ったこと。カード会社でカードを作らない。それをしっかり食い止めてほしいと思う」
映像制作会社で働いていた被告は「撮影現場には気楽にやればいいという空気があるが、1つのことをやり出すと徹夜をすることもある。まじめすぎる」(友人の証言)という仕事ぶりだった。のめり込む性格が、パチンコでも勝つまで徹底的にやる悪癖を生んだのだろうか。
次回公判は23日に開かれ、被告人質問が行われる。 (末崎光喜)
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