大阪、兵庫でひったくり１００件

　大阪、兵庫両府県でひったくりを繰り返したとして、大阪府警捜査３課と西淀川、淀川両署は３日、窃盗容疑で、ともに住所不定、無職の福田健次（２４）と角田岳士（３０）の両容疑者を逮捕、送検したと発表した。捜査３課によると、２人は昨年９〜１１月、約１００件の犯行を繰り返し、被害総額は約７７０万円に上るという。

　逮捕容疑は昨年１１月６日正午ごろ、大阪市西淀川区姫島の路上で、自転車に乗っていた女性（４４）にミニバイク２台で近づき、追い抜きざまに前かごからカバン（約１万１０００円相当）を奪ったなどとしている。ともに容疑を認めているという。

　捜査３課によると、両容疑者は大阪市北西部や豊中市、兵庫県尼崎、西宮両市などで犯行を繰り返していた。西淀川、淀川両署など府内４署管内では２人の逮捕後、ひったくり被害が約８割減少したという。

　２人は風俗店の元同僚で、「遊ぶ金ほしさにやった」と供述。２人には１００万円以上の借金があったほか、盗んだ金はパチスロなどに使ったという。