ビクセンさんの科学情報誌「So-Ten-Ken」の日食写真について (続報)
☆☆追記 2009年9月30日午前11時10分☆☆
先程、ビクセンさんから再び連絡がありました。ビクセンさん側でさらに調査中とのことです。
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ビクセンさんから報告を頂きました。宮城氏から提供を受けた2009年春号の日食写真には問題が無いとの事でした。
春号制作の際、私が「ビクセン星空ガイドブック」にも使われているリビアで撮影したダイアモンドリングの写真を提出したのですが、ビクセンさん側に名前を表示してくれるのであれば、無料で提供するとの話を宮城氏が持ち込み、それならと言うことで私も含め彼の写真を使うことにしました。 なにはともあれ、今回の一件にはがっかりです。
彼とは2から3回直接あったことがあり、子どもっぽいところはあるものの、悪い子じゃあないなと、信頼していました。見事に裏切られましたね。
関係者とも話をしましたが、彼は二度と天文の世界で活躍することは無いでしょう。そればかりか写真の世界で再生するのは、ほとんど無理だと考える人が多いようです。私もそう思います。
盗作はそれほど罪は重いのです。他の案件も含め、金額的にも大変小さく、今回間接的被害を受けた会社も彼に対し訴訟をすることもないでしょう。訴訟費用にもならないような損害賠償額ということです。
盗作により、結果的に彼自身は自分自身に死刑宣告をしたようなものです。そういう意味で彼には既に社会的な制裁はされたと考えるべきですね。
写真家、芸術家で盗作し、その後生き返った例などありますか?それほどまでの失態ということです。
彼は、今までも写真家として自活して生活をして来たわけではなく、別にきちんとした「仕事」としての食い扶持がありますから、その方面できっちり仕事をやっていけば良いのですから、彼の今後に関して心配する必要はありません。
私としては、今回の件、自分自身の「常に正直な商売を続ける」ということに関してこれまで通り続けて行くということに関して確信を得たまでです。
不正をすれば全て災厄は自分に降りかかるのです。正直に一生懸命やっていれば、評価は後から付いてくると信じています。
色々なところで彼がバッシングされているようですが、これ以上むち打っても仕方ないでしょう。天文カメラマンとしての将来は、ほぼ完全に無くなったのですから。
弊社としても彼の写真を使うことはもう無いですね。他の人たちも同じです。
本当に取り返しの付かないことをしてしまったのです。
(株)スターライト・コーポレーション
代表取締役社長 大沼 崇 |