2009年10月12日(月)
甲府のパチンコ店 景品カード積載車強奪 男3人組 作業男性振り落とす
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乗り捨てられたワンボックス車を調べる捜査員=甲府市和戸町 |
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11日午前9時25分ごろ、甲府市上阿原町425、パチンコABC甲府上阿原店の駐車場で、景品交換会社のアルバイト男性(62)がワンボックス車の荷台で作業中、男3人が車に乗り込み、男性を乗せたまま発進させた。男性は催涙スプレーを吹きかけられ、約400メートル離れた場所で車から振り落とされた。男性は顔や手などに軽傷。 車内には景品カード約1万7千枚があり、毎日ほぼ同じ時間帯に車で同店に運んでいたという。強盗致傷事件として捜査している南甲府署は、犯行グループがこうした事情を把握した上で計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみている。 同署によると、車は同10時15分ごろ、緊急配備中の署員が同市和戸町のレストラン駐車場で発見した。車内には景品カードはすべて残っていて、車の鍵は付いていた。 犯行グループの男3人のうち、2人は50〜60代とみられ、1人は緑色っぽい服装をしていた。 景品交換所の関係者によると、約1万7千枚の景品カードを換金した場合、約8千万円分になるが、カードと一緒にパチンコ店のレシートを出さなければ、換金できないシステムだという。 同署は、パチンコ店や逃走ルートの沿道の店舗から提出された防犯カメラの映像を分析するなどして、3人の行方を追っている。
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