豊後大野市の橋本祐輔市長は28日の定例市議会閉会後の全員協議会で、犬飼支所男性主任(34)の観光施設使用料の着服額について、最終的に07年度から3年間で822万円に上ったと報告した。また、これ以外に、今年度のどんこ釣り大会の補助金、協賛金の一部約44万円を私的に流用していたことも明らかにした。
市は25日に男性主任に事情聴取。男性主任は「パチンコや飲み代などの遊興費に充てた」と答えたという。
市は着服が明らかになった直後の今月13日、着服額を今年度分のみの約486万円と発表。16日の市議会本会議では07年度から3年間で約653万円と訂正していた。
9月定例市議会は28日最終本会議を開き、約3億7900万円の一般会計補正予算案など10議案を原案通り可決した。【古田健治】
毎日新聞 2009年9月29日 地方版