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大阪・梅田の繁華街がピンチ! 百貨店改装で通路閉鎖、客足半減 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:景気
阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事に伴う、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ屋内通路の閉鎖で、大阪・キタを代表する繁華街「阪急東通商店街」が大きな打撃を受けている。人の流れが変わり、JR方面からの客が激減、飲食店などが売り上げを落としている。通路再開は2年半後。店主らは「閉鎖の間に、店がつぶれてしまう」と不安をつのらせ、阪急側に対策を申し入れることも検討している。
はや売り上げ2割ダウン
「まさかここまで減るとは思わなかった」。同商店街のお好み焼き店「美舟」の店主、舟橋修治さん(60)の表情はさえない。
先月24日の閉鎖以降、平日の仕事帰りの客が減り、売り上げは昨年の同時期に比べ2割ほど下がった。「去年は不況で、落ちるところまで落ちたと思ったけど、それより悪い」とため息をつく。和食チェーンの店長(45)も「想像以上の影響。売り上げの数字を見るのが怖くなった」。
近くのカラオケ店でも2割近く客足が落ちた。店では売り上げの回復に向け、営業会議を繰り返しているが、男性店長(28)は「どう対策をすればいいのか、正直、分からない」と途方に暮れている。
「共存」訴え
閉鎖された通路は、阪急百貨店をはさんで、西側のJR大阪駅と商店街の入り口がある東側を結ぶ歩行者の“大動脈”。通行できなくなったことで、JR側から商店街に行くには、阪急百貨店沿いに南へ迂回(うかい)しなければならなくなった。以前に比べ距離は大きく変わらないが、北方面の迂回ルートを使って阪急電鉄を利用する人が多くなり、商店街への人の流れが減った。
阪急東通商店会連合会会長の野口功さん(75)は「阪急という名前を掲げた商店街として、これまでやってきた。阪急さんには、地元の街のことも一緒に考えてほしい」と訴える。
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