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助産師研修:県が12月から 産科医の負担軽減へ /福島

 医師不足による産科医の負担を軽減しようと、県は12月から、助産師が医師に代わって妊婦の健診を行う「助産師外来」や、危険性の少ない出産を病院内で助産師が担当する「院内助産所」の開設支援をする研修を始める。22日の「院内助産所・助産師外来開設のための検討会」で決めた。

 県医療看護課によると、06年度の調査では、出生1000人当たりの県内の産科医数は8・1人で全国平均(9・2人)を下回り、特に会津地方で不足が深刻化している。昨年12月現在で県内には助産師が411人いるが、助産師外来は2カ所にあるのみで、院内助産所はないという。

 県が今年4月、出産を扱う21病院にアンケートした結果、院内助産所設置について▽予定している1カ所▽検討中2カ所▽検討したい3カ所▽検討予定なし15カ所--と、このままでは普及は見込めない状態だった。

 このため、県は今年度、外部の有識者による検討会で、助産師の研修プログラムを協議してきた。研修は12月~来年2月、超音波など最新機器の使用方法の実習や、産科医との意見交換などを行う予定。約30人が参加の意向を示しているという。

 同課は「通常出産でも大きな病院に妊婦が集中しており、産科医の負担が増えている。助産師と医師が連携し、どこでも安心して産める体制を整備したい」としている。【松本惇】

毎日新聞 2009年10月23日 地方版

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