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2009年10月22日

「新情報、旧情報?馬鹿か」

テーマ:英語は武道
俺の友達の一人は生粋のネイティブだ。彼はこう言う。「新情報、旧情報?馬鹿か」
2009年10月22日

君の中のフォッサマグナを取れ。

テーマ:猫の目
予備校講師は教室に入った瞬間に生徒のやる気がわかる。表情、姿勢、それに座席の陣取り方だ。
教室の大きさと生徒の人数は関係ない。やる気のあるクラスは教卓の周りに集まる。そうでないクラスは後方に陣取る。よくある風景はこうだ。最前の数列が空席で一番奥に団子状にひしめくクラス。ゆうそう的に言うが、極めて無神経だ。「生徒と講師で二人三脚で合格の道を目指しているのに、君たちは何を考えてるの?」としか言いようがない。受験生の理解者は講師しかいない。なのになぜあえて講師をシラケさせるのかわからない。何を考えているのだろう。生徒と講師の間に大きな溝を作ってどうするんだ。フォッサマグナ(Fossa Magna・大地溝帯―糸魚川と静岡を縦に走る巨大な溝)を作れば講師は確実にやる気をなくす。逆に数人だけしかいないクラスでも前列に生徒が集まっていると熱く燃える。わくわくする。「この子たちを絶対に受からせるぞ」と血気に燃える。「逆Uの字」つまり「∩」陣形でみんな壁にへばりついて前列と中央がぽっかり空席になっている教室。入った瞬間に俺達のやる気はなくなる。講師に水をぶっかけてどうするんだ。
授業はロック・コンサートと同じだ。audience(オーディエンス・聴衆)とシンガーが一体でありたい。
∩陣形をアリーナ席に例えて「アリーナ症候群」と呼ぶ。せっかく予備校に来てくれた君たち。アリーナ君やアリーナちゃんにならないで前で参加しようよ。
コンサートや演劇を天井桟敷(てんじょうさじき)で見たらつまらない。参加意識が稀薄で講師への批評家になりやすい。逆に前に陣取ると「当事者」になる。講師の熱気が伝染する。気も散らない。
お祭りは冷静じゃつまらない。御輿(みこし)をかついで汗だくに踊る阿呆にならなくちゃダメだよ。
アリーナはラテン語で「砂」の意味だ。古代ローマのコロシアム(円形競技場)の闘技場の砂が語源だ。あなたがアリーナに陣取って遠くからつまんなさそうにゆうそうを眺めていると俺は砂を噛むように虚(むな)しい。アリーナでメールを打ってる君。前においでよ。前で盛り上がろう。
何?
「ゆうそうさん。前だと後ろの人たちの視線が気になるんです」
予備校なんか一瞬のお祭りに過ぎない。わずか一年いるかいないかだ。二浪以上は来るな。他人の視線を気にするなんて馬鹿だ。最前列で盛り上がってさっさと大学に行け。なりふり構うな。予備校は一年限りのお祭りだ。多浪生はゆうそう以外に行け。高校生と一浪のあなた。フォッサ・マグナを越えて前に移動し、真剣に「ヤリーな」っつーの吉 ゆうそうの「映像実現」ブログ-猫 「そんなダジャレ言うから後ろに座りたくなるっす…吉 ゆうそうの「映像実現」ブログ-猫
君は俺とのフォッサマグナがなくならないのだな。フォッサん(おっさん)、マグナム撃ちこんでやろうかっつーの吉 ゆうそうの「映像実現」ブログ-猫
2009年10月21日

入試の英文が動画になったら?

テーマ:英語は武道
受験生に問いたい。もしあなたの読解問題の長文が一定速度で電光掲示板の文字のように流れ出したらどうするか?流れるはしから消えていく。流れに従って理解せざるを得ない。飛び越すことも逆戻りもできない。
逆戻りの指導を受けて読んでいる人にはお手上げだ。吉ゆうそうの電光掲示板方式なら抵抗なく読める。
もちろんネイティブ流だ。力のある受験生はみなそうやって読んでいる。それを当たり前だと考えて日々訓練しなくてはならない。でないと膨大なセンター試験の英文は快適に読めないし問題も解けない。「英文は流れる川のように左から右に読め」と毎回口が酸っぱくなるほど言っているのはそのためだ。
いずれ英文を快適に読めるようになるために英文読解をやっているのだ。左から右に読め。毎日やっていれば誰でも読めるようになる。新情報だの旧情報だの、Sだの Cだの、動詞の数だの全く関係ない。内容をイメージに変えて読んでいくだけだ。
一行目の単語から三行目の単語に急に説明が飛躍する授業はおかしい。もしそうやって読めと教えるなら、なぜその三行目に飛べるかの論理的説明がなければならない。「この動詞は三行後に目的語を従える決まりになっている」と言わねば納得できない。もちろんそんな動詞はありはしない。だから源義経が壇ノ浦の合戦でやった八艘(はっそう)跳びみたいな読み方はいけないのだ。
そんなことをしなくとも左から右に読んでいるうちに必ず楽しく読めるようになる。なれば実力は自然につく。つけば入試なんか難なく突破できる。どんなものでもそうだが、自然に逆らったやり方にはみなうそや無理がある。
入試合格だけを考える短絡発想があなたの読解能力開発にブレーキをかける。
「入試の先にあるものを目指せ」「読解を楽しめ」「読解は読快だ」「楽しまないと脳は進化を拒否する」――これが極意だ。
チルチルミチルの『青い鳥』と同じだ。何かすごい読解のテクがあるなんて幻想だ。ありはしない。左から右に流れる英文に乗って先先へと行くだけだ。リスニングと全く同じプロセスなのだ。だからゆうそうのリスニングを受ければ読解力もつく。読解は誰でも電光掲示板方式でやれば偏差値65以上に行ける。
ネイティブのやり方が正しい。反論される先生がいらしたら連れてきなさい。あなたの前でその「大先生」を論破してあげよう。
何?
「ゆうそうさん。私の先生は『日本人流の英文読解法があって何が悪い』って漢文みたいに返り点をつけさせて教えます」
そうか。Does John know how you feel?の和訳は「安(いずく)んぞジョンは汝の気持ちを知らんや」か。司馬遷の『史記』じゃないか。チンプンカン「ブ」ンだっつーの吉 ゆうそうの「映像実現」ブログ-猫
「『泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)れ』ですね。泣くのは悲しいから笑ってゆうそうさんの授業を切ります」
俺のを切ってどうするんだっつーの
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